TBS放送センター(港区赤坂5)の低層階屋上でミツバチを通年飼育するプロジェクト「みつばちあ~赤坂Bee Townプロジェクト」が今月、8周年を迎えた。
TBSと赤坂エリアの企業や商店街、NPO、住民が協力してミツバチを育てる同プロジェクト。プロジェクト名は「みつばち」と「チア(元気にする)」の2語が掛け合わせ、名付けられた。現在TBS放送センター8階の低層屋上では、地元住民の協力のもと、およそ10万匹のミツバチを通年飼育している。ハチミツの採集量は約180キロに上り、港区内の小中学校の環境学習をはじめ、赤坂氷川神社祭や赤坂サカスの商業施設などで活用されている。
今年からは巣箱の前にウェブカメラを設置し、ライブ映像をTBSのウェブサイト上で配信。設置にはTBSの技術チームも協力した。
今月26日には巣箱見学会を実施。遠心分離機によるハチミツ採集を行ったあと、赤坂産のハチミツで作られた和菓子などの試食会も行った。サントリーのハチミツ入り生ビールや、赤坂の老舗和菓子店「赤坂青野」が試作したハチミツようかん、洋菓子店「アラボンヌー」のマドレーヌ、和菓子店「赤坂松月」のハチミツゼリーなどが振る舞われた。
同プロジェクトを考案したTBS・CSR推進部担当者は「TBSでは教育や環境などさまざまな分野の活動も行っており、当プロジェクトはたくさんの人に支えられ8周年を迎えることができた。このプロジェクトを通して、赤坂の方々との交流をより深めていきたい」と話す。