赤坂のサントリホール(港区赤坂1)で12月23日・24日、「クリスマスコンサート2017」が開催される。
ホテルオークラ東京で提供するデザートビュッフェの一例(写真提供=サントリーホール)
1986(昭和61)年の開館当初から毎年行われている同コンサート。今年も正面玄関に設置する「パイプ・オルゴール」をクリスマスの曲に変更し、正午には「ノエル」、コンサート開場時には「たいまつ手に手に」を25日まで奏でる。
23日は、キリストの降誕から受難、復活を描いたヘンデルの「メサイア」の全曲演奏会を行う。指揮は、バッハ演奏の第一人者として知られる鈴木雅明さんが務める。オーケストラと合唱団は、鈴木さんが主宰する「バッハ・コレギウム・ジャパン」が担当する。
24日は、クリスマスオルガンコンサート2017「バッハ・コレギウム・ジャパンのクリスマスChoice」を行う。同公演では、オルガニストで作曲家の鈴木優人さんがオルガン曲を披露。ほか、鈴木さんが編曲した「きよしこの夜」「まきびとひつじを」などを「バッハ・コレギウム・ジャパン」のメンバーがアカペラで歌い上げる。後半には楽器と声楽のソロが楽しめる「BCJメンバーズセレクション」を予定する。指揮は鈴木雅明さんが務める。
また、両日ともにホテルオークラ東京(港区)での食事付きのプランを用意。23日は「クリスマス特別ディナーコース付S席」(2万4,000円)、24日は「クリスマス特別ランチ&スイーツブッフェ付S席」(1万2,500円)を設け、ディナーはコンサート終了後に、ランチはコンサート開始前に食事を楽しむことができる。
サントリーホール広報担当の伊藤雅美さんは「23日の『メサイア』全曲演奏会は当ホールのクリスマスの定番で、年末の『第九』と並ぶ冬の風物詩となっている。24日の『クリスマスChoice』では『バッハ・コレギウム・ジャパン』の美しい合唱や管弦楽の名手たちの演奏で、イブにクリスマス・キャロルやオルガン曲をお楽しみいただきたい。中には聴いたことのある曲もたくさん出てくるので、初めてホールに来られる方にも親しんでいただけると思う」と来場を呼び掛ける。
23日=15時開演。24日=16時開演。食事付きチケット、コンサートチケットともに枚数に達し次第終了。