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日枝神社が「山王祭」に合わせたアプリ運用開始へ 祭礼行列の位置情報をリアルタイムで配信

「山王祭」専用アプリ「日枝神社デジタル祭礼図」の利用を呼び掛ける波多野さん

「山王祭」専用アプリ「日枝神社デジタル祭礼図」の利用を呼び掛ける波多野さん

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 日枝神社(千代田区永田町2)が5月14日、来月7日から始まる「山王祭(さんのうまつり)」に合わせたアプリ「日枝神社デジタル祭礼図」の運用を始める。

祭礼行列の位置情報が確認できる「日枝神社デジタル祭礼図」(イメージ)

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 京都の祇園祭や大阪の天神祭と並ぶ日本三大祭の一つともいわれ、神田祭や深川八幡祭と並ぶ江戸三大祭の一つにも数えられる同祭。

 本祭は神田祭と隔年ごとに行われている。徳川時代には江戸城内にみこしが入ることが特別に許され、三代将軍家光公以来、歴代の将軍が上覧拝礼する「天下祭」として隆盛を極めたという。

 今年から運用を始める同アプリは、6月10日に行われる同祭最大の見せ場で徳川時代から続く祭礼行列の「神幸祭(じんこうさい)」に向けて製作したもの。

 広報担当の波多野さんは「神幸祭は都心の広範囲にわたり、みこしや山車(だし)が練り歩くため、祭りの度に今どこに行列があるのかとの問い合わせが多く寄せられ、的確な情報を伝えられていなかった。そこで、皆さまにいち早く位置情報をお知らせできるアプリを開発した」と話す。

 同行列は、平安装束などを身にまとった約500人の総代役員や氏子青年らが協力し、御鳳輦(ごほうれん)、宮みこし、花山車、美少年山車と共に、国立劇場、皇居坂下門、日本橋、銀座などのオフィス街を300メートルにも及ぶ大行列で練り歩く。当日は、皇居坂下門前で列を止め、祝詞(のりと)と巫女(みこ)による剣の舞を奉奏(ほうそう)する駐輦(ちゅうれん)祭を行い、宮司以下神社役員が皇居に参内(さんだい)し神符(しんぷ)を献上する。

 波多野さんは「スマートフォンを片手に位置情報を確認したり、アプリを活用しながら祭りを深堀りしたりと、思い思いに楽しんでいただきたい」と利用を呼び掛ける。

 iPhoneのみ対応で、APPストアからダウンロードできる。利用無料。

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