赤坂に12月19日、ハラル料理専門店「東京ハラルレストラン」(港区赤坂2、TEL 03-6459-1721)がオープンした。運営はアスリンク(中央区)。
正月にはハラル料理では日本初となる「完全おせち三段重」(3万円)も販売した
席数は24席。ハラルとは、イスラムの教えで許された「健全な商品や活動」全般を指し、ハラル料理はムスリム(イスラム教徒)が宗教上の理由から口にすることができない、豚肉やアルコールなどを使わない料理のこと。同店はハラル認証レストランとして営業する。
ハラル認証取得には、酒類の提供をしないこと、ハラル専用のキッチンを使うこと、食品はハラルのみを扱うこと、ムスリムの従業員がいることなど、さまざまな条件をクリアする必要がある。同社のモハマド・シャーミン社長自身もバングラデシュ出身。「中東やアセアン諸国の方々も日本で安心して食べられる食を提供したい」という思いから同店を出店。「赤坂は外国人が比較的多く、大使館などが近いという立地でもあり、ターゲット層にリーチしやすいと判断して出店した」と同社担当者。
ランチメニューは「チキンカレープレートランチ」「日替わりカレープレートンチ」(以上972円)、 「ハラル若鶏のローストプレートランチ」(1,080円)など。ディナータイムは、ソフトドリンク1杯をセットにした「サケの塩焼きディナープレート」(1,620円)、「ハラル牛ステーキディナープレート」(1,944円)、天ぷら・煮物・サケ・炊き込みご飯など和食素材をまとめた「ハラル彩り御膳」(2,160円)などを提供する。
日本のレストランで26年以上にわたり修業を積んだムスリム料理長のバボさんは「ムスリムの方はもちろん、ムスリム以外の方にも口に入れても安心なメニューを作っているので、ぜひお試しいただきたい」と話す。
営業時間は11時30分~14時、17時~23時。日曜・祝日定休。