TBS放送センター(港区赤坂5)の低層階屋上でミツバチを通年飼育するプロジェクト「みつばちあ~赤坂Bee Townプロジェクト」が4月で4周年を迎えた。
TBSと赤坂エリアの企業や商店街、NPOや住民が協力してミツバチを飼育するという同プロジェクト。プロジェクト名は「みつばち」と「チア(元気にする)」の2語を掛け合わせ名付けられており、ミツバチの飼育を通して赤坂の街の環境保全や子どもたちへの環境教育に取り組む。
現在TBS放送センターの8階の低層階屋上では、地元住民のボランティアの協力の下、およそ10万匹のミツバチを通年飼育している。ハチミツの採集量は、初年度はおよそ90キロだったが、昨年度には約130キロまで増加した。
25日の巣箱見学会では、遠心分離機によるハチミツ採集を行った後、赤坂産の蜂蜜で作られたスイーツなどの試食会も実施。赤坂のバー「アマンセル」による蜂蜜入り生ビールや、赤坂の老舗和菓子店「赤坂青野」が試作した蜂蜜ようかん、ベルギー料理店「シェ・ミカワ」のパウンドケーキなどが振る舞われた。
「ここのミツバチも昨年の猛暑には影響を受けたが、今では元気よく花の蜜を集めて飛び回っている。見学にやってくる子どもたちにもこのプロジェクトは大変人気があり、今後も小・中学校向けの環境授業や体験学習などにも展開していきたい」と、同プロジェクトを考案したTBS・CSR推進部は話す。