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赤坂の居酒屋で「ハゲ割」-薄毛のサラリーマンにエール

「ハゲ割」の看板を見て入ってきたという上機嫌の薄毛客と豊田さん(左)

「ハゲ割」の看板を見て入ってきたという上機嫌の薄毛客と豊田さん(左)

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 赤坂に4月10日にオープンした居酒屋「御太助(おたすけ)」(港区赤坂3、TEL 03-3224-0918)で、「ハゲ割」というユニークなサービスを行っている。

店頭のハゲ割の看板には「悩みに悩んで毛が抜けてそれでも家族のために頑張っているお父さんを全力で応援します!」とメッセージが

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 同店店長の豊田美子さんは元会社員。昨年、休職を機に東北支援のため被災地に赴きボランティア活動を行っていた際、同店のオーナーと出会ったという。

「東北や日本の経済を支えるサラリーマンを全力で応援したい、というコンセプトで御太助(おたすけ)という店名にした。サラリーマンといえば『ハゲ頭』。それは働いた男の勲章なので手厚いサービスをしたいと『ハゲ割』を思い付いた」と豊田さん。「しかし、店名よりも『ハゲ割』の方が目立ってしまい、未だに何屋なのか分かってもらえていない」とも。

 1階はカウンターとテーブル席、2階は6人掛けのテーブルで、3階は個室。2階は飲み放題が付いた2時間制のバイキング(男性=3,780円、女性=3,240円)になっており、「ハゲ割」が適用される。

 「ハゲ割」は自己申告制となっており、頭髪の薄さを見て店員が「ハゲ」と判断すれば1人=500円、2人=750円、3人=1,000円、4人=1,500円、5人=1人分無料の金券を進呈する。当日の使用も可能。6人全員が「ハゲ」の場合、「その日の気分でマル秘サービスを考える」という。「現在はオープンして間もないため、2階以外の利用客にもスタッフが『ハゲ』と見なせば、ワンドリンクサービスなど臨機応変に対応している」と豊田さん。

 通常メニューは、「浦霞」「一ノ蔵」「南部美人」(以上、500円)など東北の日本酒をそろえるほか、生ビール(380円)、「焼き鳥」(150円)、「ポテトサラダ」(200円)、ドリンク2杯と焼き鳥3本がセットになった「ちょい飲みセット」(995円)などを提供する。

 「ゆで卵にのりを貼るなど、ハゲメニューの提供も考えている」と豊田さん。「店員も明るくフレンドリーなので、気持ちも頭も明るく一緒に楽しんでほしい」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は17時~23時30分。日曜・祝日定休。

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