赤坂・一ツ木通り沿いの炭火焼き料理店「炬屋（かがりや）」（港区赤坂4、TEL 03-6459-1205）が5月27日、開店3周年を迎えた。

　料理長の高田秀一さんは「店の存在を多くの人に知ってもらうまで苦労した。自分が店長になってからの1年はほんとうにあっという間だった」と話す。

　比内地鶏の焼き鳥と、店長選りすぐりの日本酒が看板メニューの同店。最近では3人の板前が結ぶ、コシヒカリを使った「塩むすび」（1個320円）も好評だ。中に具材の入らないとてもシンプルな一品だが、「塩むすびは作り手によって味が変わる。それぞれの板前の塩むすびを食べ比べてみてほしい」（高田さん）。

　4年目に突入するにあたって、新たに女性スタッフが1人加わった。高田さんは「これからも、背伸びをせず地に足をつけて、日々精進していきたい。より多くのお客さんに満足してもらうために、新しい展開も視野に入れている」と意気込む。

　今月発表になった全国新酒鑑評会（平成23酒造年度）で金賞を受賞した、兵庫の「龍力　米のささやき」（本田商店　尚龍蔵）と高知の「亀泉」（亀泉酒造）の珍しい酒も3周年を記念して用意する。

　営業時間は18時～23時30分（金曜は翌3時まで）。日曜・祝日定休。