
赤坂のサバ棒ずし専門店「さばの棒寿司(すし) 赤坂一颯(いぶき)」(港区赤坂4、TEL 03-5544-9638)が7月17日、雌のウナギを使った棒ずしの販売を始めた。
サバ棒ずしのテイクアウト販売をメインに営業する同店。今回用意した「特上姫うなぎ棒」(6,800円)は、土用の丑の日に向けて用意した新メニュー。店主の高橋弘祥さんは「一般的に売られているウナギは雄だが、雌は雄よりもふっくらと柔らかく脂がのっているという特徴がある。雌は雄よりも育てるのに餌代がかかるため出荷数が少ないが、そのおいしさを多くの人に知ってほしいと思い考案した」と話す。
同メニューに使うウナギは静岡県吉田町で育てられた一般的に特上サイズといわれる1尾250グラムの雌で、さばいてもらったものをウナギ問屋から仕入れて使う。ウナギは白焼きした後、「てんさい糖」や「たまりじょうゆ」などで作った自家製のタレで1時間30分以上かけて炊き上げる。炊いて冷ましたウナギに酢飯をのせて巻き上げて仕上げるという。
高橋さんは「時間をかけてゆっくりと炊くことで、味をウナギにしみ込ませるだけでなく、本来の味わいも楽しめる。冷めてもふっくら柔らかいウナギになっているので、ぜひ食べてほしい」と話す。
営業時間は11時~20時。日曜・祝日定休。