和食店「信(のぶ)」(港区赤坂2)の店主・内野信子さんが赤坂で飲食の仕事を始めて、9月で30年を迎える。
1946(昭和21)年、愛知県の渥美半島に生まれた内野さん。高校卒業後に上京し、美容学校を経て美容師として働いた。結婚・出産後は子育てに専念し、40歳ごろからエステやアパレルの仕事に携わった。アパレル時代には店の売り上げを伸ばし、全国表彰も経験したという。
1996(平成8)年9月、赤坂で飲食の仕事に就いた。赤坂2丁目の居酒屋「えん」などでの勤務を経て、2007(平成19)年ごろ、同じく赤坂2丁目のトミヤビルに「赤坂ダイニング ままや」を開いた。約13年間営業したが、コロナ禍の2020年9月に閉店。客数を絞って営業できる現在の場所へ移り、2021年1月に「信」をオープンした。
現在は、おばんざいをベースにした手作り料理を、客の年齢や好みなどに合わせてコース仕立てで提供する。昼は定食や弁当も用意。今年1月には、杉本和代さんと共に「こども食堂キャンディー」を始め、赤坂の子どもたちが気軽に食事を楽しめる場づくりにも取り組む。
内野さんは「30年続けてこられたのは、節目節目でいろいろな人に助けてもらったから。昔から来てくれているお客さまは、同志のような存在。自分一人で続けてきたとは思っていない」と振り返る。「今後も大それたことは考えず、体が続く限り頑張りたい」とも。
営業時間は11時30分~14時、17時~22時。土曜・日曜定休(予約時は営業)。