「赤坂氷川祭」が9月11日、赤坂氷川神社(港区赤坂6)を中心とした赤坂エリアで始まる。
江戸時代から続く歴史ある催しとして知られる同祭は、毎年9月15日に行われる神事「例祭」と、その前後に行われる「神賑(にぎ)わい」で構成。毎年約3000人が参加し、見学者を含めると1万人以上が訪れる。
祭りの巡行は、「宮神輿(みこし)」「町会みこしの連合渡御」「江戸型山車」の3つを柱に、3年周期で主軸を替えて実施。今年は宮神輿を主軸とし、復元新調から10年、祭りに登場する山車の保存や継承に取り組む「赤坂氷川山車保存会」の設立から20年を迎える。
11日には「宵宮巡行」を行う。18時に始まり、神社隊列を先頭に、氷川山車「猿」、町会みこし2基、太鼓山車が夜の赤坂を巡行する。同日から13日まで、境内では露店が出店するほか、盆踊り大会も行う。
12日は、地域の子どもたちが参加する「子供巡行」を赤坂地区とアークヒルズ地区で実施。赤坂地区では、氷川山車「神武天皇」、太鼓山車1台、子どもみこし3基、大人みこし1基が登場する。境内では、氷川雅楽会による雅楽と赤坂氷川混声合唱団による合唱の奉納演奏も行う。
13日の「神幸祭」では、神社隊列、氷川山車「猿」「源頼朝」、宮神輿が一団となり、8時から19時まで氏子地域を巡行する。12日・13日には、赤坂を代表する飲食店などが出店する「赤坂名店街」も境内で開く。
同神社職員の神屋宗太郎さんは「今年は宮神輿の復元新調から10年、赤坂氷川山車保存会の設立から20年という2つの節目が重なる特別な年。神幸祭では、都心のビル群を背景に『神輿舞い、山車が往く』江戸の祭礼絵巻を、ぜひ間近でご覧いただきたい」と話す。
「祭礼は人と人をつなぐ役割を担っている。近年は氏子町会の方だけでなく、地元の企業や大学関係者たちにも参加いただいている。古くからお住まいの人も、新しく引っ越してきた人も、赤坂を訪れる人も気軽に足を運び、まち全体が一つになる高揚感を味わっていただければ」とも。
露店は11日~13日の15時~21時、盆踊りは各日18時30分~21時(13日のみ19時開始)、赤坂名店街は12日・13日の15時~21時。例祭は15日に行う。