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2011年度ミスソフィアの内田嶺衣奈さん「4年生がラストチャンス。昨年のリベンジで臨みました」

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華やかなイメージとは違い、自分との闘いでした

――グランプリ受賞おめでとうございます。改めて、今の心境をお聞かせ下さい。
とりあえず、終わったことにホッとしています。グランプリを受賞してから「忙しいでしょ?」とよく言われますが、ミスコンの本番前に比べたら全然(笑)。6月から候補者としての活動が始まり、9月くらいから多いときは週6でミスコン関連のイベントやリハーサルなどありましたから。それ以外にも、自己PRやスピーチ、ウォーキングなど、家に帰ってからも練習したり復習したりすることが山積みでしたね。もうその時期は、本当に必死でした。

――受賞後、変化を感じることはありますか?

コンテスト終了後、候補者に選ばれてからの半年間を振り返ってブログを書きました。当時のことがよみがえってきて感無量。自分自身でも、成長したなと感じることができました。母親は、あまり感情を表に出して褒めてくれる人ではないんですが、珍しく喜んでくれましたね。親友には「この半年間で本当に変わった。やっぱり一生懸命さが表情や態度に出るんだね」と言われ嬉しかったです。

――実は内田さん、3年生の時もミスコンに応募しているとお聞きしました。
3年生で応募したときは、最終面接で落ちてしまいました。そのことがすごく悔しくて……。自分の何がダメだったのか相当悩み、挫折感を味わいました。その一方で、絶対来年も応募しよう! 自分を磨こう! と決めました。その後は、ミスコンを見据えながら過ごした1年間。正直、3年生の時は「大学のミスコン」くらいにしか思っていなかったと思います。選ばれなかったら後がないとか、そこまでの思いもなかった。自分を磨くということに対しても「痩せなきゃ~」とか言いながらお菓子食べる、みたいな。今振り返ると、反省点ばかりですね。

――実際、ミスコン候補者に選ばれてみて想像と違うことはありましたか?

外から見ていた時よりも、自分との闘いだなと言うことが1番大きいです。やはり外からだとわからないことだらけ。校内にポスターが貼られ、ブログがはじまり、みんな可愛くて……。断片的な良い部分だけを見ていたと思います。悩んでいることをブログに書いても仕方ないなとか、読んでくれる人のためにも前向きなこと書かなきゃなとかいろいろ考えました。自分の中にあるモヤモヤを口に出してしまうことで、すべてがガタガタと音を立てて崩れるような気がしたんです。最終的には、自分にとってマイナスに働いてしまうと。普段は友達にも何でも話すオープンな性格ですが、この半年間で自分の中で悩むことを覚えました。

――その努力が実を結んだのですね。
候補者に選ばれる前の面接も、練習して臨みました。提出する応募用紙も、友人にチェックしてもらって何度も書き直しましたね。ちょうど周りも就活時期だったので、「伝える」ということ関してはすごく考えさせられました。ここまで準備したら、最後は吹っ切れるんです。これでダメだったらしょうがないと。精一杯、自分と向き合ってきたつもりなので、相手にも自分のことが分かってもらえるという自信はありました。4年生のラストチャンス、とにかく必死だったんですよ(笑)。


正直、候補者の子たちと仲良くなれないと思っていました


――コンテスト当日も堂々されていた姿が印象的でした。

相当、緊張していましたよ。1年分の緊張が一気に来たっていうくらい。疲れや緊張という精神的な部分からか、前日に発熱してしまったんです。その瞬間「もう終わった」と思いましたが、朝起きたら熱が下がっていたので気合いで乗り切りました。

――自己PRではKiroroの「未来へ」を歌われました。どうしてこの曲を?
候補曲がたくさんあった中で、6曲まで選んだんです。そこからソフィア祭実行委員の前でその6曲を歌わせてもらって、最終的にみんなが良いと言ったこの曲に決定しました。すごく前向きで感謝の気持ちが全面に押し出されている歌詞が、個人的にも大好きなんです。ただ一時期、今まで合っていた音程が全く合わなくなってしまった時期があって……。迷走時期に入りました。特技と言っている割にはたいして上手くもないし、「隣の芝生は青い」じゃないですが他の候補者が眩しく見えて、私だけが何だか普通だしと、すべてがマイナス思考になっていましたね。

――そんな状況を打破したきっかけはあったのでしょうか。
曲に関しては、自分の声を録音して聞き直して、というのをとにかく何度も繰り返しました。そうすることで、もう少し歌い方を変えようなどと冷静に改善点が見えてきましたね。また、コンテスト本番が近付くにつれて、リハーサルの空気が変わってきました。みんないつも以上に真剣で、だからこそ上手く出来ない自分が悔しくて。その悔しさが消えずに、泣いたりもしていました。でも、そこで分かりあえたんです。お互いライバルだけど、同志でもある。それぞれ自分のベストが尽くせるようにがんばろう、そんな空気に変わっていきました。一緒にがんばる人がいなければ心が折れていたと思うと、本当に助けられましたね。

――内田さんのグランプリ受賞が決定した瞬間、準ミスの石井ことみさんがものすごく喜んでいる姿がそれを物語っていましたね。
それ、いろんな人に言われます。彼女、ジャンプして喜んでたよって(笑)。お互いマイペースな波長が合ったのか、本音で話す機会も多かったんですよね。正直な話、候補者の子たちと最初に顔を合わせた時は、こんなにも仲良くなれるなんて思ってもいませんでした。候補者だけじゃなく、時に厳しく支えてくれたソフィア祭実行委員との密度も、ものすごく濃いものとなりましたね。



舞台や映像、旅番組のレポーターにも挑戦したい


――現在、大学4年生。学校生活も残りわずかですね。
卒論が全然進んでいません(笑)。フランス文学を専攻していて、卒論テーマは「日本とフランスの広告比較」。日仏両方に進出している企業の広告の打ち出しの違いなどについて考えてみたいと思っています。もともと、小学校の必修科目にフランス語があったことから、フランスに興味を持ちました。高校3年の時にマルセイユ、大学1年生の時にアンジェという田舎町への留学の経験もあります。フランスの雰囲気、すべてが大好き。卒業旅行は、ヨーロッパを5、6カ国巡ろうと思っています。

――卒業後の進路はお決まりですか?

ミスソフィアに選ばれたことで、仕事の幅が広がるかなと考えています。旅番組のレポーターとかできたらいいですね。あとは映像や舞台のお仕事ができればと思います。今はまだ21歳で、自分には何が合っているのか、まだわからないというのが正直なところ。とにかくいろんなことを経験して、模索して、判断していくしかないのかなと思っています。人を笑顔にできるような、元気を与えられるような仕事をして、温かみのある人になれたらいいですね。

――本日はありがとうございました。

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