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博報堂社員が結成したお笑いグループ「アカサカワラカス」、ライブ開催へ

平日は博報堂で働くサラリーマンだが定期的に公演を行っている

平日は博報堂で働くサラリーマンだが定期的に公演を行っている

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 博報堂(港区赤坂5)の社員で構成するパフォーマンスグループ「アカサカワラカス」が10月2日、第5回公演「いつ、はしゃぐピンチ、たまたま、事なくを。」を原宿のフリースペース「vacant」(渋谷区)で開く。

平日は博報堂で働くサラリーマンだが定期的に公演を行っている

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 2009年1月に結成され、定期的に演劇、コント、漫才などの舞台活動を行っている同グループ。メンバーは7人で、平均年齢は26歳。全員が博報堂または博報堂DYメディアパートナーズ(同)の現役社員。2008年に博報堂DYメディアパートナーズに入社し、雑誌・ウェブなどでライターとしても活躍する山本雅也さんが座長を務める。

 同グループを立ち上げた理由について、山本さんは「サラリーマンだからといって、やりたいことができないことはないとことを示したかった。常識を取り払って、2010年代の新しいサラリーマン像をつくりたい」と話す。「アカサカワラカスの活動理念は有意義な無意味の創造。無意味なことを切り捨てていては、人生はつまらなくなってしまう。意味がないことから生まれる偶有性(ぐうゆうせい)こそが人生を有意義にするのだというメッセージを、一人でも多くの人に届けることができれば」とも。

 サラリーマン業と両立させるため、活動にはITツールを駆使しているという。ネタや準備の進行状況などはクラウド上にアップし、メンバー全員が情報をすぐに共有できるようにしている。稽古は、毎回ライブの2~3カ月前から開始。熱心に稽古をする余り、「ジャンプして着地したら、かかとにひびが入った」というアクシデントも。

 「サラリーマン業も続けることで、社会構造の変化や時代の流れをリアルタイムで実感できるだけでなく、それぞれに関わる人がもう一方を面白がり、興味を持ってくれるというメリットもある」と山本さん。仕事で得たつながりの一つとして、第3回公演以降の公演で使うネクタイは、「スープストックトーキョー」「パスザバトン」などを経営するスマイルズ(目黒区)遠山正道社長が展開するネクタイブランド「giraffe」より提供を受けているという。

 今後は「20~30代をメーンにした新しい価値観に興味のある人、時代の転換期を感じている人、笑いが好きな人」をターゲットに活動していくと山本さん。

 14時と18時の2回公演。上演時間は各回100分程度を予定。料金は2,000円。

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