赤坂の和菓子店「赤坂 青野」(港区赤坂7、TEL 03-3585-0002)は4月15日、たい焼きの販売を始めた。
たい焼きは正午から、数量限定で販売する。価格は1個180円。東日本大震災を受け、売り上げの一部を義援金に充てようと企画された。周囲の反響によっては定番メニューとしての販売も視野に入れるという。
「中に詰まったあんは大納言小豆を使っている。冷めてもおいしいように、職人が試行錯誤して完成させた。しっとりとしたもちもち感のある皮は、そのままでももちろん、トースターで温めれば、生地がサクッとした食感も楽しめる」と店長の武田真人さん。
震災後、同店も集客面で大きなダメージを受けたが、赤坂の街を盛り上げたいと通常通りの営業を続ける。震災後の商品として、非常食にもなるシュガーバター味の「ラスク」(10枚入り525円)も数量限定で店頭に並べた。缶詰に入っているため、封を開けなければ3年は持つ。
「気軽に楽しめる昔ながらの親しみやすいたい焼きを通し、できたてのぬくもりとおいしさで手から手、人から人へと笑顔・元気の輪が広がれば。まずは地元の赤坂を盛り上げ、復興支援の輪を広げていきたい」と武田さん。
同店店頭には義援金箱も置く。集まった義援金はTBS総務局CSR推進部を通じて日本赤十字社へ送る。
営業時間は9時~19時(土曜は18時まで、春分の日・子どもの日・秋分の日は17時まで)。日曜・祝日定休。