上智大学（千代田区紀尾井町7）で11月3日、「ミスソフィアコンテスト」が行われ、2010年度のミスソフィアに法学部3年の多喜美奈子さんが輝いた。準ミスソフィアには外国語学部2年の高橋明日香さん。

　同コンテストは上智大学の恒例行事。学内で自選・多選を問わず集まった応募者のなかからミスソフィア、準ミスソファイアを選出し、毎年将来の女子アナを輩出することでも知られている。今年度のTBSアナウンサーに内定している古谷有美さんは「ミスソフィア2008」のグランプリ出身。

　今年の候補者は多喜美奈子さん、橋本麻衣子さん、夏目結加さん、安部早紀子さん、高橋明日香さんの5人。同イベントのウェブサイトで募った投票と、当日会場に集まった観客の投票との合算でミスが選出された。

　司会進行はミュージカル『テニスの王子様』やＮＨＫの韓国語講座『テレビでハングル講座』などの出演で知られるタレントのコン・テユさんが務めた。審査員として、昨年度ミスソフィアの早川真理恵さん、上智大学の現役生であるミス日本代表の林史乃さん、また昨年度準ミスターソフィアの加藤竜八さんも登場した。

　コンテストは、各候補者が簡単な自己紹介や今年のテーマ「輝」についてのスピーチ、また自己アピールを披露した後、プライベート映像を上映。多喜さんは自己アピールで得意のフルートを披露。プライベート映像ではバッティングセンターでバッティングとピッチングに興ずる姿を紹介し、野球好きであることをアピールした。

　帰国子女の橋本さんは、得意の英語でシークレット・ガーデンの「You raise me up」を独唱。また、夏目さんはアメリカ留学時代の思い出の曲として日本の童謡「さくらさくら」をピアノで演奏。安部さんは、自身が所属するダンスサークルへの想いを語り、マイケル・ジャクソンなどの楽曲に合わせてダンスを披露。準ミスに選ばれた高橋さんは、フラダンスで自己アピールした。コンテストのクライマックスでは、全員がウェディングドレス姿で登場。それぞれの家族から候補者への手紙を読み上げる場面があり、家族、候補者ともに涙ぐむ場面も。

　一連の審査が終わった後は、昨年のミスソフィアである早川真理恵さんがプレゼンターとして登壇、ミスソフィアと準ミスソフィアに花束と激励の言葉を投げかけた。ミスソフィアに選ばれた多喜さんは、名前が呼び上げられた瞬間、感極まって涙。「これまで支えてくれた家族や友達や先輩、本当にどうもありがとうございました」と涙声で感想を述べた。

　審査員の加藤さんは大会終了後の感想として、「今日、あらためて上智大学には美人がこんなにいることを認識した。男性諸君は草とか食べている場合じゃない」と、昨今話題の「草食男子」を揶揄したコメントで会場を沸かせた。