居酒屋「左とう」（港区赤坂3、TEL 03-5797-7676）が赤坂にオープンして、6月10日で3カ月がたった。

「牡蠣蕎麦」

　店舗面積は約43平方メートル。席数はカウンター5席を含む13席。店主の石川さんは大学卒業後、約15年間サラリーマンとして働いていたが、もともと経営に関心があり、飲食店開業を志していた。

　自身が酒好きということもあり、酒に合うラーメンを提供する居酒屋を構想。ラーメンの腕を磨くために、横浜市内のラーメン店「丿貫（へちかん）」で約9カ月間経験を積んだ。昨年8月からは、新橋の居酒屋「今ここに 酒と人と肴」のランチタイムを間借りしてオリジナルのラーメンを提供。今年3月、物件との縁に恵まれて同店を開いた。

　同店では、日本酒は石川さん好みの銘柄を中心に全国から集め、これまで山口県産の「雁木」や山形県産の「朝日鷹」、東京都産の「多満自慢」などを用意。ラーメンはカキと煮干しから取っただしをベースに、加水率の低い「低加水麺」を合わせた。

　提供するメニューは、「珍味三品盛り」（1,000円）や「炙（あぶ）り肉刺し」「本日の蕎麦（そば）」（以上1,200円）など。アルコールは、ビールやハイボールのほか、日本酒を日替わりで用意する（700円～）。ランチは、「牡蠣蕎麦（かきそば）」（1,200円）や「限定蕎麦」（1,200円～）のほか、替え玉に味を付けた「蟹味噌（かにみそ）の和え玉」（400円）などを用意する。

　石川さんは「酒好きの人なら楽しめる店づくりを心がけた。ラーメンは日本酒と合うスープに仕上げており、くどくなく、飽きが来ない味を意識した」と話す。「気になる人は、ぜひ気軽に足を運んでほしい。日本酒と、それに合うラーメンをぜひ一度味わってほしい」とも。

　営業時間は、11時～15時、18時～22時（火曜・木曜はランチのみ）。土曜・日曜定休。