
赤坂見附の草月会館(港区赤坂7、TEL 03-3408-1154)で2月27日・28日、「草月創流100周年『草月職員・社員による、いけばな展』」が開催される。
草月流は1927(昭和2)に創流。2027年で100周年を迎えることを記念する行事の一環で同展を開く。
草月流家元の勅使河原茜さんは「草月流本部には20のセクションがあり、教室の運営やいけばな展の企画、会員の方々のサポートなど、日々業務に取り組んでいる。本部が一丸となり100周年を盛り上げる機運を作りたいと思い、いつもは裏方として働く職員や社員が花展に出品することで、いけばなを楽しむ人の気持ちを深く知り、仕事の仲間たちと互いに関わり合いながら心を一つにしていく。そんな過程を経ることで、本部のメンバー全員が一体となって100周年を迎えることができたらと思い企画した」と話す。
同本部では、一度も花を生けたことがないスタッフも珍しくないため「自ら花を生け、何かを感じてほしい」と、福利厚生の一つとして職員や社員向けの稽古2021年に開始。現在は月1回のレッスンを実施。今回はその成果を発表する機会にもなるという。
会場となる同館1階草月プラザの石庭「天国」では、スタッフ約60人の作品を展示するほか、勅使河原さんによる作品も展示する。
勅使河原さんは「普段は裏方のスタッフが、ここではおのおのが主役になった気持ちで花と空間に向き合う。初心者から師範までいけばなのレベルはそれぞれだが、一人一人の作品から100周年へと向かう心躍る思いが伝わるとうれしい」と話す。
開催時間は10時30分~20時(28日は16時まで)。