赤坂サカス(港区赤坂5)で4月29日、「グリーンバード赤坂チームお掃除隊」のトークショーが行われ、会場に駆け付けた約40人の参加者と一緒にゴミ拾いを行った。
グリーンバード(渋谷区)は、「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに誕生したNPO法人。街の掃除が主な活動で、全国に約30チームが展開。フランスのパリや、スリランカにも活動は広がり、各チーム週2~3回、街のゴミ拾いを行っている。
当日は、同日始まった「TBSグリーンウィーク『あしたの地球(アース)』」のステージイベントの一環として、グリーンバード代表の長谷部健さん、赤坂チームリーダーの横尾俊成さん、TBSの秋沢淳子アナウンサーらが普段の活動を紹介。月2回、朝8時30分からのゴミ拾いに、多いときには50人近い参加者が集まることもあり、「赤坂にグリーンバードの和が着実に広がっていることを実感している」という。参加者の多くは、赤坂で働くサラリーマンや女性で、出勤前に参加する人が多い。
横尾さんは「赤坂はほかの街に比べるとゴミの量は少ない方。しかし、タバコの吸い殻が一番目立つ。それから飲食店が多いせいか、つまようじのゴミも多い。タバコのポイ捨てとつまようじは大人が街を汚している証拠。街を汚すことはかっこ悪いという気持ちを持つ人が増えてほしい」と話した。
トークショーの後、一ツ木通りチームとみすじ通りチームに分かれてゴミ拾いを実施。お父さんと一緒に参加した松本麻由香ちゃん(10)と陽向君(8)姉弟は「本当は平日も参加したいけど、学校があるから参加できないのが残念。ゴミ拾いは気持ちがよくて楽しい」と参加した感想を語った。
秋沢アナウンサーは、普段から赤坂チームの中心メンバーとしてゴミ拾いに参加しており、「赤坂のみなさん、私と一緒にゴミを拾いましょう」と最後に呼び掛けた。
グリーンバード赤坂チームの活動に参加したい場合は、第2・第4火曜の朝8時30分に、赤坂5丁目・6丁目防災倉庫前(通称ウルトラマン広場)に集合すれば誰でも参加できる。掃除に必要な道具はグリーンバードが用意する。雨天の場合と祝日は活動しない。