赤坂の本格中華料理店「上海大飯店」が3月23日、ヌーベルシノワスタイルの中華料理店「華龍（ホアロン）」（港区赤坂3、TEL　050-5507-9384）としてリニューアルオープンした。経営は、オーベルジュやホテル事業を展開する北海土地建物（北海道沙流郡）。

　「上海大飯店」は、北海道にオーベルジュ「グラン　オーベルジュ　ホッカイ」や中国の北京に「龍頭ホテル」を展開する北海ホールディングスが2004年に赤坂に出店した中華料理店。円卓を囲み大皿で料理を提供する本格的な中華料理店として展開。ビジネスマンの利用客が多い店だった、ビジョンを明確にし、新しいターゲットを獲得することを目的にヌーベルシノワスタイルで中華料理を提供する店舗としてリニューアルした。

　「ヌーベルシノワ」は、中華料理とフランス料理を融合させた新しいスタイルの中華料理のこと。大皿に料理を盛り付けする通常の中華料理と異なり、フランス料理のように個別に料理を盛り付け、コース料理で提供する。これにより女性客でも気軽に入れるようにし、新規客開拓を狙う。「カフェやバーとしても利用してもらえるようなメニューも用意し、女性でも入りやすいようにした」と同店担当者。

　店舗面積は540平方メートルで、席数は70席。メーンで使用するホールの席はこれまでの円卓から4人掛けのテーブルに変え、店内のイメージを刷新。内装は白と黒のモノトーンを基調にし、電飾もシャンデリアからスポットライトに変更するなど、落ち着いた雰囲気を演出。花や洋酒のボトルを並べるなど、新しいスタイルであることを前面に押し出す。メーンで使用するホールのほか個室8部屋も用意する。

　メニューはコース料理をメーンに提供しており、ディナーコースは前菜2皿、麺料理、スープ、点心、肉または魚のメーン料理、チャーハン、デザートが基本コースとなる。価格は「華コース」＝3,800円、「龍コース」＝5,600円、「スペシャルコース」＝7,800円。「毛利牧場の季節のチーズ　揚げ物各種　カクテル仕立て」（2,000円）、「伊勢海老とエマルジョンサラダ　北川牧場のチーズ添え」（4,800円）など北海道の食材を使用したメニューや、シェフの特製点心と飲み物を取り合わせた「点心　ショット　セットメニュー」（1,500円）など気軽に利用できるメニューも用意。これまで提供していた「フカヒレの鶏スープ煮」「北京ダック」などの本格中華のコース料理も提供する。

　営業時間は、ランチ＝11時30分～14時30分（ラストオーダー）、ディナー＝17時～22時（ラストオーダー）。