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赤坂の「とらや」で本社建て替え前の「感謝祭」 限定品の販売も

1963(昭和38)年、旧店舗の表町店の入り口

1963(昭和38)年、旧店舗の表町店の入り口

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 赤坂の老舗和菓子店「とらや」(港区赤坂4、TEL 03-3408-4121)が8月31日、休業前の特別企画として「とらや 赤坂本店感謝祭」を開催する。

1964(昭和39)年に竣工した虎屋ビル

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 本社ビルの建て替えに伴い10月7日をもって休業することが決まっている同店。1964年(昭和39)年に、古い伝統と近代性の融合を基本コンセプトとし、行灯(あんどん)をビル全体のモチーフとして現在の場所に店を構え、51年にわたり営業してきた。

 期間中、「とらや 赤坂本店」では、東京オリンピック開催に伴う道路拡張工事で取り壊された旧店舗の「表町店」や、竣工当時の「虎屋ビル」の写真など、1963(昭和38)年と1964(昭和39)年に開催された「虎屋赤坂店写真コンクール」の作品を展示する。

 店頭では、黄と黒の虎斑(とらふ)模様が、勇猛果敢に風を切って走る虎を思わせる同店限定の特製羊羹「千里の風」(ハーフサイズ=1,944円、竹皮包=3,888円)をモチーフにした、200枚限定のふろしき「千里の風」(1,620円)や、1964(昭和39)年に撮影された虎屋ビルの限定カードが入った、「小形羊羹 6本ケース入」(1,556円)を1,000個限定で販売する。

 併設する「虎屋菓寮 赤坂本店」では、ミニあんみつ・羊羹サンドイッチ・千里の風・紅餡(あん)入り虎焼印付薯蕷(じょうよ)まんじゅうに抹茶グラッセが付いた限定メニュー「和菓子のこばこ」(1,944円)を用意するほか、すべての利用客に「麩焼き」2枚を提供する。

 「東京オリンピック開催の1964(昭和39)年に現在の地に店を構えました。みなさまの51年間のご愛顧に感謝を込めて感謝祭を開催するので、ぜひこの機会にたくさんのお客様にお越しいただきたい」と広報担当の小泉さん。「われわれと共に、同店が歩んだ51年を振り返っていただければ」とも。

 とらや 赤坂本店の営業時間は8時30分~19時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。虎屋菓寮 赤坂本店の営業時間は11時~18時30分(土曜・日曜・祝日は17時30分まで)。「小形羊羹 6本ケース入」は、東京地区と御殿場地区の直営7店舗で取り扱う。無くなり次第終了。10月7日まで。

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