赤坂インターシティー(港区赤坂1)で11月13日、「赤坂1丁目地区第1種市街地再開発事業」の概要が明かされた。
新日鉄興和不動産(同区)が主導する同プロジェクトは、赤坂1丁目の1.6ヘクタールの敷地に延べ床面積17万5000平方メートルの複合ビルを開発する事業で、「世界から選ばれる国際都市東京の顔へ」というコンセプトのもと、ハイスペックオフィスを中心に、コンファレンス、商業、住宅、医療、託児施設などをそなえるほか、緑化率50%以上に当たる5000平方メートル超の大規模緑地を整備するもの。
同地区は、外資系企業や大使館、ホテルなどが多く国際性や多様性に富んでおり、地震に対する安全性も高く液状化に関してもリスクが低いことなどから、都市再生拠点として期待されている「大街区」エリアに位置している。
緑地化計画では、虎ノ門から新橋までを結ぶ「新虎通り」につながる約850メートルにわたる緑道構想「赤坂・虎ノ門緑道」の緑道協議会メンバーとして、緑道の起点となる200メートルの街路樹空間「グリーンアベニュー」を整備する。溜池山王駅から地下通路で直結するアクセスの良さで、「大街区」のランドマークになることが期待されている。
2017年4月に完成予定。