赤坂3丁目の民家(港区赤坂3)で10月19日・26日の2日間、消波ブロックのテトラポットをモチーフにしたグッズを展示・販売する「テト家6 赤坂」がオープンする。
主催するのは、会社員BAD_ONさんが手がけるアパレルブランド「マニアパレル」。「大のテトラポット好き」というBAD_ONさんは、6年ほど前にテトラポットのぬいぐるみの試作を開始。「テトラポットの愛らしい形をどうすれば表現できるか、大きさや固さ、生地の質感まで試行錯誤を重ねた」という。
完成したぬいぐるみは「テトぐるみ」と名付けられ、工業用のフェルトを使い、テトラポット独特の重厚な見た目を再現。BAD_ONさんの「防波堤のように同じ形のテトラポットを大量に並べたい」という思いから、職人に製作を依頼。オフィシャルサイトやジュンク堂書店などで販売をするうちに、口コミで知られるようになった。
同ブランドが路面店を出店するのは今回で6度目。これまでは各地のギャラリーなどを使って店を構えてきたが、民家で開店するのは初めての試み。「会場は再開発をくぐり抜けて残った小さな日本家屋。屋内の雰囲気を活かした展示にしたい」(BAD_ONさん)
当日は50センチの特大テトぐるみの受注会や、テトラポットをあしらったグッズを多数販売。中でも、高さ8センチほどの極小サイズのテトぐるみ「ちびテト」は、今回が初のお披露目となる。その他、一振りでテトラポットを積み上げられる「テトラスノードーム」やテトラポットの刺しゅうが入ったYシャツなどを取りそろえ、同店限定でテトラポット柄の手ぬぐいを使ったバッグや小銭入れなども準備する。
「テトラポットを何とも思っていない人にも、その魅力をぜひ知ってもらいたい」とBAD_ONさん。
営業時間は13:00~20:00。会場の広さの関係上、一度に入店できる人数には限りがある。