赤坂の着パフ(港区赤坂2)とカヤック(神奈川県鎌倉市)が11月15日、スマートフォンやタブレットPCに取り付けることで焼き肉の香りを体感できる「鼻焼肉キット」を発売した。
同キットは、香りを噴出させるアクセアリー「Scentee(センティ)」に、「カルビ」「タン塩」「じゃがバター」の香りのカートリッジをセットにしたもので、無料のiOSアプリ「鼻焼肉」をダウンロードして使う。iPhoneのオーディオジャックにアクセサリー本体を取り付け、アプリの専用ボタンを押すことでカートリッジが振動して香りを噴出。画面に網の上で焼かれる肉が映し出され、焼き肉の香りを体感することができるという。
「Scentee」開発の理由について、「コミュニケーションの形を変えられたらいいなと思った」と着パフPR担当者。昨年、スペイン・バルセロナで開催された携帯電話関連の展示会「モバイルワールドコングレス」に同商品を出展した際、日本では期待する反応が得られなかったが、海外の反応は思いのほか良かったという。「メールで奥さんにバラの香りを送ったり、ゲームで爆弾の火薬の香りを演出するなど、さまざまなアイデアが持ち上がった」とも。
同キットについては、「一人で寂しいご飯や、デートなどさまざまなシーンで使っていただければ」とし、今後については、「医療面などでも応用できないか検討している」と話す。
価格は、本体=3,654円、カートリッジ=525円。アマゾンのほか、ロフト、東急ハンズ、ヴィレッジヴァンガードなどで扱う。