赤坂の生ハム専門店「グランビア」が移転-物販・飲食を強化

移転オープンした「セルベッセリア グランビア」の物販コーナーの様子。自家製の生ハムが天井から吊るされている。

移転オープンした「セルベッセリア グランビア」の物販コーナーの様子。自家製の生ハムが天井から吊るされている。

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 生ハムの製造・販売を行うグランビア(秋田県秋田市)は11月10日、赤坂で展開する「スペイン バル グランビア」(港区赤坂6)を移転リニューアルし、「セルベッセリア グランビア」(赤坂6、TEL 03-6277-8621)としてオープンした。

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 同店のコンセプトは「生ハムを安く提供すること」。同社の金子裕二社長は27年前に秋田で自家製の生ハムを提供する「地中海料理グランビア」を展開。3年ほど前に生ハムの物販を行うアンテナショップを赤坂に出店。当初、赤坂に出店した店舗が地下1階という場所だったため、バル業態の「スペイン バル グランビア」として展開。今度の移転リニューアルで1階部分に店舗を展開し、物販・飲食を強化した「セルッベセリア グランビア」としてスタートした。

 生ハムは秋田産の豚を使用し、秋田の工房で製造。日本の気候に合わせて生み出したオリジナルの方法で添加物を一切使用せず、自然の気候を生かして本場スペインの生ハムの味を再現する。豚の後ろ足を丸々1本使った生ハムを年間約1,500本製造しており、約2年間熟成させた生ハムを提供。全国約80店舗に生ハムを卸しているという。「スペインに旅行した際に、生ハムを食べてカルチャーショックを受け、日本でも本場の生ハムを広めたいと思い、生ハムを作り始めた」と金子さんは生ハムを作り始めたきっかけを話す。

 店舗面積は24坪。席数は店内30席、カフェテラス18席の計48席。店内はスペインの飲食店をイメージしており、スペインで良く使用される手描きのタイルを使用。ランプシェードにもスペインで使用される陶器のものを使い、空間を演出する。カウンター席や立ち飲みコーナーなどもあり、バル業態の面影を残す。入り口に設けられた、物販コーナーには何十本もの生ハムや自家製のサラミなどがつり下げられ、その場で生ハムを切り分けて販売を行う。

 メニューは、「自家製生ハム」(500円)のほか、生ハムを使用した「自家製クリームコロッケ」(630円)、「イカの墨煮」(630円)、スペイン風の目玉焼きの「フラメンコエッグ(ごはん入り)」(950円)などスペイン料理をメーンに用意。アルコールもスペインのビールやワインをメーンで提供。移転してからはランチの提供を始め、1日限定50食のハンバーグなどを提供する。物販コーナーでは生ハムのグラム売りを行っており、「自家製生ハム(100グラム)」=1,800円で販売。各種銘柄豚を使用した生ハムの販売も行う。

 毎年、金子さんは秋田の工房で生ハムの作り方を教え、受講生自ら生ハムを作る生ハム塾を開講。毎年100人ほどの受講生がいるという。「今後もおいしい生ハムを日本に広めていきたい」と金子さん。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=18時~24時。日曜・祝日定休。15時~18時のティータイムの営業も行っていく予定。

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