赤坂・青山通り沿いに4月23日、「伝統工芸青山スクエア」(港区赤坂8、TEL 03-5785-1301)が移転オープンした。運営は一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会(港区)。
池袋にあった「全国伝統的工芸品センター」が3月末で閉館したことを受け、新たに移転オープンした同館。日本の伝統的工芸品の魅力を広く伝えることを目的とし、全国各地の織物や陶磁器などを展示するほか、伝統工芸品の制作実演会なども行う予定。
同協会が指す伝統的工芸品とは、全国で1200以上ある工芸品のうち、一定の要件を満たし、国から指定を受けた211品目のこと。館内ではその内、東京の江戸切り子、宮城の宮城伝統こけし、京都の京友禅など約110品目を常設展示する。
「移転したことで館内の雰囲気がずいぶん変わった。日本が誇る伝統的工芸品を、国内だけでなく海外へも発信していければ」と同館担当者。