プレスリリース

【JACOB&CO. STORIES】Vol.8:エピックXの革新譚──ラグジュアリーの再定義、“X”が導く革新

リリース発行企業:ジェイコブ・アンド・コー・ジャパン株式会社

情報提供:

構造美が描く新時代のラグジュアリー

ラグと、ダイヤルを貫くブリッジが「X」の意匠を描き出す

エピックXの専用BOXにも同様の意匠が施されている(画像はエピックX CR7専用BOX)

ラグジュアリーウォッチの世界では、伝統と格式が価値の証として語られることが多くあります。
しかし、ジェイコブ&コーはその既成概念に挑み続けてきました。ブランドの原点は、宝石を操るジュエラーとしての華やかさにありますが、目指す先は“見せかけの豪華さ”を超えた、新しいラグジュアリーの形です。
――その問いに対しジェイコブ&コーが辿り着いた答えのひとつが「エピックX」
ブリッジとラグで描かれる“X”は単なる意匠ではなく、構造そのものが語りだす美学。外装を飾るのではなく、内部構造がそのままデザインとなり、意志を宿す時計として生まれました。
エピックXは、腕に着けた瞬間から、日常の中で”構造美そのものを味わう機械芸術”です。“X”が描くラインは、挑戦する精神と未来への意志を象徴し、ジェイコブ&コーが掲げる「Inspired by the Impossible」の哲学を雄弁に物語ります。

“X”という構造が語るもの──デザインを超えた意志の可視化

”X”は未知や神秘、魅力の象徴

エピックX専用に開発されたムーブメントJCAM02は”X”という哲学を構造に落とし込み可視化した

エピックXにおける“X”は、視覚的アイコンを超えた哲学的なサインです。
ムーブメントを両側から支える二本のブリッジが、ラグと呼応する形で文字盤上に“X”を描き出す。ここには、構造そのものをデザインとするという、ジェイコブ&コーならではの発想が息づいています。“X”は数学では未知数、地図では目的地、そして時に運命の交差点を示します。ジェイコブ&コーは、この“X”を未知や神秘、魅力の象徴とし、その想いをエピックXの名に託しました。エピックXは、ブランドの冒険心・革新性・そして運命的な存在感を象徴し、単なる時計の枠を超えて“意志”そのものを具現化した存在です。
さらに、スケルトン構造によるムーブメントの全貌は、まるで精巧な建築物の内部を覗き込むかのような緊張感を放ちます。
ここには「装飾を削ぎ落としてもなお語る美学」──構造美の極致が宿っています。
初代「エピック」──外装で語るスポーツラグジュアリー
エピックX以前、ジェイコブ&コーは「エピックI」や「エピックII」といった、堅牢で存在感のあるスポーツウォッチを展開していました。いずれも大型ケースと立体構造を特徴とし、ジュエラーであるブランドがラグジュアリー×スポーツという領域へ挑む姿勢を打ち出していました。

エピックI

エピックII

これらのモデルは、外装のボリューム感と造形美でラグジュアリーを体現した、まさに“外装で語る時計”でした。ジュエラーとしての華やかさをスポーツウォッチに落とし込んだことで、ジェイコブ&コーは従来の高級時計市場に新たな存在感を示しました。こうしてエピックIやエピックIIが確固たる人気を博したものの、ジェイコブ&コーにはそこで立ち止まるという選択肢はありませんでした。大型ケースや立体的な構造を極めたその先に、さらなる高みはあるのか。
――外装の存在感を超えた、新しい表現は可能なのか?
より洗練された構造美と革新性を求めて、ブランドは次なる進化へと歩を進めていきます。

「エピック」から「エピックX」へ──外装から構造への転換

発表当時の「エピックX」は、現行モデルとは異なりインナーリングを備えず、ロゴの位置をはじめとしたディテールにも違いが見られます。

現行の「エピックX スケルトン ブラックインナーリング」

――外装の存在感を超えた、新しい表現は可能なのか?
その問いに対する答えとして、2015年に発表されたのが「エピックX」です。
現行の「エピックX スケルトン」の原型となった初期モデルは、スケルトン構造を軸に、ブリッジとラグで“X”を描く革新的な設計を採用。従来の“外装による存在感”から、“構造そのものを魅せる”というコンセプトへと大きく舵を切ったこのモデルは、スケルトン構造の美しさと、ラグとブリッジで描き出される"X"という革新的な発想を組み合わせ、視覚・構造・精神性が一体となった革新的なタイムピースとして評価されました。
この移行は、ジェイコブ&コーが単なるジュエリーブランドではなく、“機械芸術の語り手”としての新しいポジションを築くきっかけとなったのです。

派生モデルとコラボレーションが広げたエピックXの世界観

エピックX ブリッジ ブレスレット

エピックX クロノ44mmトリコンパックス


エピックX スポーツ

エピックX トゥールビヨン バゲット ブレスレット

エピックXは、その後も多彩な展開を見せます。
「エピックX ブリッジ」では、ブリッジに伝統的な装飾技法であるクル・ド・パリを施し、ケースは極限まで磨き上げられた鏡面仕上げを採用。時計の伝統に根差したクラシカルな要素を取り入れながら、建築的構造美をさらに際立たせました。さらには、クロノグラフモデル、セラミックモデル、そして今年の新作である「エピックX スポーツ」など、多面的な展開によってエピックXは「構造美の多様性」を体現するシリーズへと進化していきました。
「エピックX トゥールビヨン バゲット」では、三大複雑機構のひとつであるトゥールビヨンを搭載。構造の美と複雑機構が響き合う、シリーズの集大成とも言えるモデルです。
サッカー界との絆が広げたエピックXの舞台

エピックX CR7を着用するクリスティアーノ・ロナウド氏

エピックXクロノ メッシを着用するリオネル・メッシ氏

FCバルセロナ125周年記念モデル

ブランド内での進化にとどまらず、エピックXはサッカー界との深い結びつきを背景に、世界的な知名度をさらに高めていきました。
クリスティアーノ・ロナウドとの「エピックX CR7」は、彼の“フライト(飛翔)”というテーマを、時計内部のスケルトン構造に重ね合わせ、彼の精神的な強さと融合。
また、リオネル・メッシとのコラボレーションモデル「エピックX クロノ メッシ」は、異なるフォーマットながら、“自らの限界を超え続ける”というテーマのもと、エレガンスとパフォーマンスを両立する作品として完成しました。
さらに、クラブ創設125周年という節目を迎えたFCバルセロナとのコラボレーションによって誕生したのが、「エピックX トゥールビヨン FCバルセロナ125周年記念モデル」です。クラブカラーであるブルーとバーガンディをブリッジやインナーベゼルに取り入れ、スケルトン構造の中に情熱と誇りを表現。精緻なトゥールビヨン機構を搭載し、その高い技術力と造形美を同時に堪能できます。ケースバックには記念ロゴを刻み、世界中のファンにとって特別な存在となるよう仕立てられています。エピックXの大胆なデザインと、バルセロナのスピリットが融合した本作は、時計愛好家だけでなくサッカーファンにとっても垂涎のタイムピースと言えるでしょう。
“ラグジュアリー”と“実用性”の交差点に立つタイムピース
エピックXが特異な存在である理由は、その芸術性とともに“実用性”をも兼ね備えている点にあります。日常生活強化防水、快適な装着感、そして軽量素材との融合。エピックXは、まさに「日常で着けることができる機械芸術」として設計されています。

単なるラグジュアリーウォッチではなく、“構造美そのもの”を味わう機械芸術。
エピックXは、そう語りかけてくる存在です。

Vol.9・10へ──“X”の多面性、そのすべてを解き明かす
次回の【Vol.9】では、エピックXシリーズの核心である「スケルトン」「ブリッジ」および「CR7」にフォーカスし、それぞれの構造・意匠・機能的進化を深く掘り下げてまいります。
続く【Vol.10】では、エピックX クロノ、セラミック、スポーツ、トゥールビヨン バゲット、そしてドラゴンといったエピックXの世界を彩る様々な派生モデルをあますことなくご紹介いたします。

“X”に秘められた構造美と精神性は、モデルごとに異なる顔を持ち、それぞれがジェイコブ&コーの革新を物語っています。次章から始まるさらなる深淵に、どうぞご期待ください。

*Next Chapter*
【JACOB&CO. STORIES】Vol.9:“X”が象る魂と構造──スケルトン、ブリッジ、CR7が紡ぐエピックXの真髄
【JACOB&CO. STORIES】Vol.10:“X”が切り拓く美と革新──拡張し続けるEpic Xの表現領域が導く、ラグジュアリーの新たな地平

*Archive*
【JACOB&CO. STORIES】Vol.1:ブランドの原点──ジェイコブ・アラボ、ブランド誕生の物語
【JACOB&CO. STORIES】Vol.2:“ジュエラーの反逆”──スイスに拒まれた男が作った革命のタイムピース
【JACOB&CO. STORIES】Vol.3:新章開幕──ファイブタイムゾーンから“機械芸術”へ、Jacob & Co.革命の瞬間
【JACOB&CO. STORIES】Vol.4:ブランドの現在地──時計を超えて芸術へ、Jacob & Co.が描く革新の形
【JACOB&CO. STORIES】Vol.5:“唯一無二”の共鳴──時計の概念を超えて広がるJacob & Co.の世界観
【JACOB&CO. STORIES】Vol.6:世界のセレブが夢中になるジェイコブ&コーの真価──“本物”の証は腕元に宿る
【JACOB&CO. STORIES】Vol.7:JACOB&CO.のラグジュアリー革命──時計を超えた究極のライフスタイルとは


【The Latest|新たな一歩】
ジェイコブ&コーは、絶えず進化を続けています。
ここでは、JACOB&CO.の最新の動きをお届けします。


日本橋三越本店「ワールドウォッチフェア」にてJACOB&CO.が初参加7/30(水)~8/5(火)の期間限定にて、日本橋三越本店の一大催事「ワールドウォッチフェア」に、JACOB&CO.が初出展いたしました。
太陽系を閉じ込めたかのような「アストロノミア ソーラー」や、ブガッティ社との協業による「ブガッティ シロン」など、ブランドを象徴する複雑機構モデルに加え、「ワールド イズ ユアーズ デュアルタイムゾーン」「エピックX」などの代表作も一堂に展示。
独創性と存在感に満ちたコレクションは、多くの来場者の注目を集め、会場を華やかに彩りました。



◆JACOB&CO. STORIES
2022年4月、JACOB&CO. JAPAN(代表取締役 福田魁)が設立されました。
今年、ジャパン設立から3年目という節目を迎えるにあたり、改めてブランドの軌跡を深く掘り下げ、その本質に迫る連載企画「JACOB&CO. STORIES」を始動します。
本企画では、ブランドの創業から現在に至るまでの歴史、世界的なパートナーシップ、そして珠玉の現行コレクションを、全24回にわたってご紹介予定。
なお、本連載は毎月第2・第4月曜日に公開を予定しております。
ジェイコブ&コーの軌跡を、定期的にお届けしてまいります。

*連載構成*
Vol.1~Vol.4:『ブランドヒストリー』 創業から成長まで、ジェイコブ&コーの原点に迫る。
Vol.5~Vol.7:『パートナーシップ』 各界とのグローバルなパートナーシップを紹介。
Vol.8~Vol.24:『現行コレクション』 革新と美学が息づく現行ラインナップの魅力を紐解く。


【ジェイコブ&コーについて】
1986年に設立。当初は高級ジュエリーを取り扱い、宝飾業界で高い地位を確立し、2002年に時計業界へ本格的に参入しました。世界中のセレブリティを中心に一世を風靡したファイブタイムゾーンウォッチから始まり、これまで不可能と言われてきた複雑機構「アストロノミア」、「ツインターボ」、「ブガッティ シロン」などの開発に成功し、時計業界に技術革新を起こし続けています。現在、ジェイコブは超高級車メーカー「ブガッティ」やサッカー界のスター選手「クリスティアーノ・ロナウド」などとパートナーシップ契約を結び、「不可能を可能に」というコンセプトのもと革新的な作品を生み出し続けています。スイス最高峰の時計製造技術と宝飾業界で培った高い芸術性とノウハウを兼ね備え、時計業界の最先端を行くブランドとして、世界中で多くのファンを魅了し続けています。
日本公式HP
日本公式Instagram


▼ジェイコブ&コー銀座ブティック
〒104-0061
東京都中央区銀座6-7-9丸喜ビル1階
営業時間:平日12:00~20:00 土日祝11:00~20:00
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Tel:03-6281-4777
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