プレスリリース

あしなが育英会 新会長の就任について

リリース発行企業:あしなが育英会

情報提供:

遺児や親に障がいがある子どもを支援する一般財団法人あしなが育英会(本部 東京都千代田区)は、あしなが運動創始者で前会長の玉井義臣が2025年7月5日(土)に急逝したことに伴い、7月10日(木)に臨時理事会を開催し、村田治を新会長に選任しました。


あしなが育英会 新会長 村田 治


1. 異動内容

※本会は定款で、会長を代表理事と定めています

2. 新会長略歴
村田 治(むらた・おさむ) 1955年5月24日生(満70歳)
東京都出身。1980年関西学院大学経済学部卒業。1985年同大学院経済学研究科博士課程 後期課程単位取得退学。同大助手、専任講師、助教授を経て1996年に経済学部教授。その後、経済学部長、高等教育推進センター長などを歴任し、2014~2023年に学長を務めた。
あしなが育英会前会長・玉井義臣が設立した交通遺児育英会の大学奨学生OB(第4期)。2005年にあしなが育英会副会長に就任。2022年からは会長代行を務め、玉井とともに奨学金・教育事業改革、組織改革、ガバナンスの強化を遂行した。

3. 新会長コメント
このたび、一般財団法人あしなが育英会の会長に就任いたしました村田治でございます。まずは、長年にわたり遺児家庭に寄り添い、あしなが運動を築いてこられた創始者、故・玉井義臣前会長のご功績に、深く感謝と敬意を表したいと思います。
私は13歳のときに父を交通事故で亡くし、経済的に厳しい家庭環境の中で育ちましたが、あしなが奨学金によって大学に進学することができました。経済学を志したのは、自らの経験に基づいた「貧困や格差の問題を解決したい」という想いからです。しかしながら、この問題はいまだ解決に至っていません。格差は近年更に拡大しており、本会が果たすべき役割はますます大きくなっていると認識しています。
創始者・玉井の志を受け継ぎ、経済的・社会的困難を抱える遺児たちが自らの可能性を信じ、未来に希望を持てる社会を実現させるという本会の使命を果たすべく、誠心誠意努めてまいります。今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。

4. あしなが育英会について
一般財団法人あしなが育英会は、病気、災害、自死等により親を亡くした子どもや、親に障がいのある子どもを支援する、民間非営利団体です。
現在約7000人の遺児たちが本会奨学金を受け、高校や大学等へ通っています(2025年7月時点)。奨学金事業に加え、小中学生遺児を対象とした「心のケア」やオンライン学習支援プログラム、奨学生の連帯と自立を促すサマーキャンプ、大学奨学生寮の運営など、遺児たちを物心両面でサポートしています。
また20年以上にわたり海外の遺児支援にも取り組んでおり、特に2014年以降は、サブサハラ・アフリカ地域における遺児の高等教育支援に力を注いでいます。
- 設立:1993年4月
- 会長:村田 治
- 本部:東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館本館4F

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