プレスリリース

Job総研による第3回『Job川柳』を実施 物価高に想う切実な句 令和7年は”経済と政治”に注目7割

リリース発行企業:パーソルキャリア株式会社

情報提供:

 転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』は、「はたらく社会人の本音」をテーマに「第3回 Job川柳」(※1)を実施し、全253作品から最優秀賞を含む受賞作品を経済・社会部門に分けて決定しました。




【社会人の本音を描写】
 コロナ禍が完全に明け、”当たり前”の生活が戻ると考えられた2024年の今年の漢字には「金」が選ばれました。明るいニュースもあった反面、過去最高の猛暑を記録するだけでなく、慢性的な物価高・賃上げ問題や新紙幣の発行、総裁選を含む政治問題など、社会人の生活を揺るがす出来事も目立った1年となりました。そこで、新年を迎えたこの状況で社会人の考える”当たり前”や”本音”を探るために、『Job総研』は「はたらく社会人の本音」をテーマに「第3回 Job川柳」を実施し、全253作品から、最優秀賞を含む受賞作品を経済・社会部門に分けて決定しました。
【概要】
応募対象者:現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
応募条件 :全国/男女/20~50代
応募期間 :2024年12月11日~12月16日
有効作品数:253作品


【2024年を踏まえた2025年への想い】
 今回で3度目(※2)となる『Job川柳』では、昨今の社会情勢や職場の風潮の変化を受け、「はたらく社会人の本音」をテーマに募集をいたしました。応募作品には、職場コミュニケーションやはたらき方への変化を求める作品が多く集まりましたが、中でも賃上げ及び物価高など”経済”にまつわる句や、ハラスメントや世代別の本音など”社会的”な句が目立ったことから、2024年を象徴した「経済」と「社会」の2部門に分けて選出を行いました。
 審査基準は過去(※2)同様、”時事性・社会性・共感度・ユーモア”に観点をおき、部門ごとの金賞・銀賞・銅賞、そして総合の最優秀大賞1作品を決定しました。なお、選考基準にはたらき方や性別及び年齢等の個人情報は含んでおりません。
(受賞以外の作品:https://laibo.jp/info/20250114-2


【2024年の満足度】
 回答者全体の253人に2024年の満足度を聞くと「満足派」が73.9%で過半数を占め、内訳は「とても満足」9.8%、「満足」27.7%、「どちらかといえば満足」36.4%でした。年代別では20代の「満足派」が80.3%で最多となり、次いで30代が74.2%、40代が71.4%、50代が63.7%という結果になりました。




【2025年に注目する分野】
 回答者全体の253人に2025年に生活全般で気になる分野を聞くと、「経済分野」が76.3%で最多となり、次いで「政治分野」が43.9%、「社会分野」が33.9%でした。また、2025年に仕事や職場関連で気になる項目を聞くと、「賃上げ・ボーナス」が69.2%で最多となり、次いで「AIの進化」が31.6%、「転職」「人手不足」が同率で30.0%でした。




【最優秀賞受賞作品と選出理由】
 『第3回 Job川柳』では、「給料で 今日は贅沢 明日節約」が最優秀賞受賞作品に選出されました。回答者全体の76.3%が経済、特に賃上げに注目しているように、長期間に渡る賃上げ・物価高問題は、2024年においても1年を象徴するトピックの1つとなりました。このような状況で、”贅沢”という特別感を望む本音がある一方で、”節約”を余儀なくされている現実との対比が、2024年の社会人の苦労や生活の実態を窺わせる内容となっており、2025年のはたらく社会人の本音を表す作品として選出されました。




【経済部門受賞作品と選出理由】
 経済部門受賞作品では、共通して賃金や物価高にまつわる社会情勢を反映させた作品が選出されました。賃金は上がっているものの物価高の勢いは2024年においても止まず、社会人の生活に大きな影響を与えたことから、日本経済の記憶や記録にも新しい問題となっています。
 金賞作品には「お小遣い 年収の壁と 妻の壁」が選出されました。自身のお小遣いを握る妻の壁を、昨今注目が集まる”103万円の壁”と並べた構成により、社会人の金銭事情が社会情勢における不自由度と共にリアルに表現されています。
 銀賞作品の「なつかしき ランチタイムに ワンコイン」は、気軽に食べることができた時代からの変化を表している点が、社会人のリアルを反映しつつ、共感を呼ぶ作品として選出されました。
 そして銅賞作品の「はたらけど 野菜が食えん 米食えん」は、令和の米騒動や猛暑による野菜の値上がりなど、物価高が”食”という身近な実生活に影響している状況を、社会情勢とともにユーモアな表現で構成された作品として選出されました。




【社会部門受賞作品と選出理由】
 社会部門では、2024年に話題になった「政治」「ハラスメント意識」「管理職」にまつわる作品が選出されました。2024年は、社会人の”生活”に大きく関わる都知事選や総裁選が行われただけでなく、流行語対象に「ふてほど」が選ばれるなど、世代ごとのハラスメント意識により”職場コミュニケーション”の価値観が見直されるきっかけも生まれました。そして、若者や女性が管理職を希望していない実態も明らかになるなど、さまざまな立場から見る社会問題に本音が集まっています。
 
金賞作品の「派閥知る 初めは様子見 どこにつく」は、総裁選や裏金問題など、社会人の注目を集めた”政治”が職場でも行われている様子が”派閥”というワードから想起され、戸惑いとともにリアルを感じさせる内容として選出されました。
 銀賞作品の「気にしすぎ 距離感迷子の うちのボス」では、多くの〇〇ハラが登場した2024年の情勢を踏まえ、ハラスメントを意識しすぎる上司が部下からの客観的な視点及び、”迷子”というユーモアな表現によって描かれている様子が、社会性や共感を呼ぶ作品として選出されました。
 そして銅賞作品の「管理職 なれないつらさと なるつらさ」では、管理職になりたくない若者や女性が増加していると言われる中、実際の管理職の立場としての本音が描かれました。”成れない”と”慣れない”辛さも経験した上で、現在は”成れた”辛さを感じている様子が社会性や管理職層の共感を呼ぶ作品として選出されました。




回答者自由記述コメント
2025年に向けた社会人の明るいコメントも集まりました。
・賃金アップをとにかく期待したいし、自分もそれに見合った仕事をしたい
・転職し、新天地で営業成績一位を目指します
・AIに職を奪われぬよう、自己研鑽を続けていきたい!
・資格合格とライフイベント達成など、公私両面で充実した1年にしたいです!
・配属ガチャに大当たりしてはたらきやすい部署になったので、環境を存分に生かしてスキルを高めたい

※その他、”2025年”に関するコメントは「JobQ Town」にて確認いただけます
https://job-q.me/28816


【調査まとめ】
 今回実施した『第3回 Job川柳』の受賞7作品は、共通して多くの社会人の共感を呼ぶとともに「経済」「社会」の観点から2025年への想いが詰まった作品が選出されました。1年を通して社会人が感じてきた喜び・希望・不安・不満などの”本音”が、2024年の社会情勢や職場の風潮を想起させる語句とともに表現され、2025年に向けた社会人の”期待”も読み取れる結果となりました。
 Job総研では、はたらくことにまつわる様々な変化に付随する調査の実施を続けて参りましたが、Job川柳では、調査では伝えきれなかった社会人のリアルな現場感を改めて発信する機会となりました。
 「明日の常識を、ココから。」をコンセプトとする『Job総研』では、世の中で当たり前とされている事を疑い、はたらき方に関連する様々な調査を実施してまいります。そしてリアルで透明度の高い情報を発信することで、個が活躍する社会の実現に向けて貢献してまいります。



パーソルキャリア株式会社 はたらく未来図構想統括部
JobQ部 コミュニケーション戦略グループ Job総研 PR担当

高木 理子(たかぎ りこ)
 2020年からのインターンを経て2022年に新卒入社。コンテンツマーケティンググループ所属後、2023年に広報へ異動し"はたらく社会人や就活生"を中心に様々な観点から意識や行動などについて調査研究を実施するJob総研にて調査研究を担当。Job総研を通して「社会とつながる」を個人のビジョンに掲げ、市場の現状と未来を分析し、社会へ発信することではたらく社会人や就活生の選択機会に貢献する事を目的として活動している。





■(※1) 第3回 Job川柳 報告書
受賞以外の作品は下記からご確認いただけます
https://job-q.me/articles/15739

■(※2) 過去のJob川柳は、下記からご確認いただけます
第1回 Job川柳 :
https://job-q.me/articles/15738
第2回 Job川柳 :
https://job-q.me/articles/15738

■Job総研についてhttps://job-q.me/categories/job-souken
 『Job総研』は今後もキャリアやはたらくに関する調査を続けるだけでなく、調査で拾いきれない「社会・企業・個人」3つの観点からの声を収集することで、これまで以上に確立した取組を行ってまいります。その手段として、アンケート調査によって明らかにした事実をもとに、はたらく現場でのリアルな疑問を収集し、それに対する個人の回答も収集します。そして世の中で当たり前とされている事を疑い、明日の常識をココから見つけられるコンテンツとしての情報発信をしてまいります。

■JobQ Townについてhttps://job-q.me/
「あなたが知りたい”はたらく”は誰かが知っている」をコンセプトに運営するJobQ Townの累計登録者数は40万人を超え、キャリアや転職に関する情報交換と相談ができるサービスです。具体的な企業名を検索して、現役社員や元社員による口コミだけではなく、仕事全般に関する悩みや就職・転職への不安など漠然とした内容も含まれ、匿名によるユーザ同士でコミュニケーションを取りながら、より良い選択をつくる場になっています。

■JobQ Town”社会人”に関するQ&A
https://job-q.me/tags/22229

■パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/
 パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス転職サービス「doda X」を通じて人材紹介、求人広告、新卒採用支援などを提供しています。2022年5月にはプロフェッショナル人材の総合活用支援ブランド「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランス領域にも本格参入。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。
当社のミッションについて:https://www.persol-career.co.jp/mission_value/

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