プレスリリース

JAXAベンチャー・ツインカプセラ 第5回いばらきイノベーションアワード「優秀賞」を受賞!

リリース発行企業:株式会社ツインカプセラ

情報提供:

 JAXAベンチャー・株式会社ツインカプセラ(本社:茨城県つくば市、代表取締役:宮崎和宏、以下「ツインカプセラ」)は、茨城県が主催する「第5回いばらきイノベーションアワード」にて、「優秀賞」を受賞致しました。また、12月17日に茨城県庁にて執り行われた表彰式に参加し、大井川和彦知事より、賞状等を賜りました。茨城県を始め、ご支援頂いた全ての関係者に皆様に感謝申し上げます。ツインカプセラは、この度ご評価頂いた「大気圏再突入カプセルの技術を活用したスリム型“超”断熱保冷容器」の社会実装を進め、バイオメディカル分野の保冷輸送における課題解決に貢献すべく、引き続き、事業を推進して参ります。

茨城県庁での表彰式の様子(大井川知事との記念撮影)


茨城県庁での表彰式の様子(大井川知事との記念撮影)


■第5回いばらきイノベーションアワードについて
 同アワードは、先端技術を活用した革新的な新製品・新サービスを対象に表彰を実施することで、より一層の製品化や地域経済を支える新産業の成長を促進すること目的として実施され、1.革新性・独創性、2.汎用性・市場性、3.地域の課題解決への貢献、4.先端技術の社会普及などについて審査されました。2024年7月に募集が開始され、1 次審査、2 次審査を経て12月に受賞者が決定しました。受賞者には、今後、茨城県から、広報や販路開拓等に関する支援が行われます。
※茨城県ウェブサイト: https://ibaraki-kagaku.com/innovation/2024/12/award-results2024/
 
■受賞した「スリム型”超”断熱保冷容器」とは
 ツインカプセラは、JAXAのHTV搭載小型回収カプセルプロジェクトでの技術開発成果をベースとし、2021年の創業以降、茨城県の「次世代技術活用ビジネスイノベーション創出事業」や「いばらきチャレンジ基金」、広沢技術振興財団の「ものづくり技術助成事業」などを通じて小型かつ超高性能な断熱保冷容器の開発を進め、2023年10月に「スリム型”超”断熱保冷容器β版」として有償提供を開始しております。第5回いばらきイノベーションアワードでは、この製品について応募し、ご評価を頂きました。
 「スリム型”超”断熱保冷容器」は、体積1.3Lと従来の保冷ボックスよりも非常に小型で、かつ、国内輸送において必要とされる主要各温度帯で3日以上という高い保冷性能を発揮するスリムな形状が特徴の新しいタイプの保冷コンテナです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000076369.html

スリム型”超”断熱保冷容器

 例えば、-70℃以下の保冷では、従来は、20kg程度のドライアイスを用い、大型保冷ボックス(宅配便の100サイズ程度の大きさ)で輸送する必要があったのに対し、小型サイズ(宅配便の60サイズ以下)で、500g以下という少量のドライアイスの使用で3日以上の保冷を実現する画期的な製品です。これをご利用頂くことにより、ドライアイス使用量90%以上削減、宅配便の輸送コスト40%削減が可能となります。
 また、この”超”断熱保冷容器は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「研究開発型スタートアップの起業・経営人材確保等支援事業/ディープテック分野での人材発掘・起業家育成事業(NEP)」事業を通じ、今回受賞した「スリム型」の保冷性能を倍増(最大11日)させた製品(性能倍増型:下図参照)開発にも成功しており、小型容器による低コストの保冷輸送が可能となるスコープを国内輸送から国際輸送へと拡大しています。
性能倍増型プレスリリース: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000076369.html

”超”断熱保冷容器外観


既存の一般的な保冷コンテナとツインカプセラの”超”断熱保冷容器の性能の比較


■ ”超”断熱保冷容器の利用に関心を持って頂いた皆様へ
 ”超”断熱保冷容器は、これまでにない新しいタイプの製品であり、特に、少量輸送に特化した製品であるため、利用者様の用途にフィットすることをしっかりご確認頂くために、個別に詳細についてのご案内をさせて頂いております。関心を持って頂いた方は、ご遠慮なく、下記の「問い合わせ先」までご連絡・ご相談ください。
- 国内での多施設共同研究等における全国の医療機関からの検体収集時の保冷輸送サービスに関心を持ってい頂いた研究機関・医療機関等の方:
弊社の事業パートナーである検体検査コンサルタント・(株)Coordinate Lab(連絡先:下記参照)までご連絡ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000076369.html
- 研究等の用途での”超”断熱保冷容器の購入・レンタル等をご希望の研究機関等の方:
ツインカプセラ(連絡先:下記参照)までご連絡ください(利用目的や課題に応じ、”超”断熱保冷容器を用いたソリューションをご提案させて頂きます)。


参考:
株式会社ツインカプセラについて
 ツインカプセラは、「再突入カプセルの“超”断熱保冷技術を 地上へ 社会へ」をスローガンに掲げ、JAXAのHTV搭載小型回収カプセル(※)の断熱保冷容器技術の社会実装を目指すJAXAベンチャーです。小型・超高性能の保冷コンテナの開発・供給により、検体、ワクチン、細胞、医薬品、生体組織等の個別化保冷輸送を可能とし、臨床研究における検体収集、癌等の早期スクリーニング、分散型臨床試験(DCT)、自家細胞の国際往復輸送等、バイオメディカル分野の保冷輸送において、新たなサービスの創出を目指しています。2021年10月から、タイガー魔法瓶株式会社と”超”断熱保冷容器事業に関する業務提携、2024年8月より、株式会社Cooridinate Labと治験・臨床研究の血液検体収集等におけるスリム型”超”断熱保冷容器の活用に関する業務提携を行い、製品開発・事業開発を進めています。
- 事業紹介動画: https://youtu.be/vIkU9uaXxV0


※HTV搭載小型回収カプセルとは
 JAXAが国際宇宙ステーションから日本独自の物資回収技術を実証するために開発した再突入カプセル。2018年11月に宇宙実験で生成したタンパク質結晶を4℃に維持した状態で回収することに成功。大気圏再突入中も含めた回収までの5.6日間の断熱保冷容器内のサンプルの温度変化は0.3℃と、非常に高い断熱保冷性能が実証されており、ツインカプセラはこの技術を継承しています。

JAXAが実施したHTV搭載小型回収カプセルにおける宇宙実験サンプルの保冷回収

- 関連動画: https://twincapsula.co.jp/news/gift-from-outer-space.html


■ 会社情報(株式会社ツインカプセラ)
会社名 株式会社ツインカプセラ(英文表記:TwinCapsula Inc.)
代表者 代表取締役 宮崎 和宏
設立  2021年3月8日
所在地 茨城県つくば市千現2-1-6
事業  断熱保冷保温容器およびその他熱制御関連機器等の企画、開発、製造、販売、コンサルティング等
その他
・JAXAベンチャー認定事業者(https://aerospacebiz.jaxa.jp/venture/twincapsula/
・茨城県令和3年度次世代技術活用ヒ゛シ゛ネスイノヘ゛ーション創出事業(ヒ゛シ゛ネスプラン実証支援事業)支援対象事業者
・令和3年度および4年度いばらきチャレンジ基金事業(新技術・新製品開発促進事業)採択事業者
・第15回(令和4年度)広沢技術振興財団ものづくり技術助成対象事業者
・TXアントレプレナーパートバーズ「J-TECH STARTUP 2022」認定事業者
・2023年度NEDO助成事業・NEP(躍進コースC)採択事業者、同最終成果報告会「優秀賞」受賞
・第7回めぶきビジネスアワード「茨城県知事賞」受賞
・第5回TCIベンチャーアワード ファイナリスト選出
・第5回いばらきイノベーションアワード「優秀賞」受賞
・ウェブサイト: https://twincapsula.co.jp/
・Facebook: https://www.facebook.com/twincapsula/
・Youtube: https://www.youtube.com/@TwinCapsula_Inc./

■ 問い合わせ先
ツインカプセラ: https://twincapsula.co.jp/contact/contact.html
Coordinate Lab: http://coordinate.co.jp/contact.html

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