プレスリリース

【調査レポート】製造業従事者の83%が紙文書の使用で生産性低下を実感。製造業のペーパーレス化推進状況の調査結果を公開

リリース発行企業:Tebiki株式会社

情報提供:


ペーパーレス化の推進状況に関する実態調査

Tebiki株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:貴山敬 / 以下、Tebiki)が運営するWebメディア「現場改善ラボ」において、製造業に従事する方を対象に「ペーパーレス化推進状況の実態調査」を実施しました。

その結果、約66%の企業が紙文書の処理に月当たり6時間以上掛けていると回答するなど、紙文書の使用やペーパーレス化の遅れによる現場の生産性低下を実感しており、現在は紙文書の使用が中心となっている製造日報や点検表などの現場帳票のペーパーレス化を検討していることが明らかになりました。
詳細な調査レポートの内容や本リリースで公開していない内容、結果を踏まえた「製造現場のペーパーレス化の在り方」などは、以下のページで公開しています。

▼製造現場が抵抗しない「ペーパーレス化の方法」は?事例や目的、おすすめツールを解説
https://tebiki.jp/genba/useful/paperless-manufacturing/
■ 調査概要
調査対象:現場改善ラボ会員のうち製造業に従事する方 143名
調査期間:2024年8月19日(月) ~ 8月23日(金)
調査方法:メールおよびアンケートフォームによるインターネット調査
有効回答数:143名
■ 本内容を引用/参照する場合の要項
調査レポートの数値データや画像など、内容を引用/参照いただく場合は以下の要項に基づいてご使用ください。
1.出典元の明記とリンク設定
 ・出典元  :現場改善ラボ「製造業のペーパーレス化推進状況の調査」
 ・リンク設定:https://tebiki.jp/genba/useful/paperless-manufacturing/
2.運営元の明記とリンク設定
 ・運営元  :Tebiki株式会社(現場改善ラボ)
 ・リンク設定:https://tebiki.jp/
■ 調査結果のまとめ
- 紙文書の処理に月当たり6時間以上掛けていると回答した企業が約66%
- 紙文書の使用によって生産性の低下を感じている企業は全体の約83%
- 現場で使用している紙文書の役割としては「製造日報・点検表」が最多
- ペーパーレス化に取り組む目的は「生産性改善や業務プロセスの効率化」が最多
- ペーパーレス化への取り組みで成果を出している企業は全体の約24%
- ペーパーレス化を考えている企業が優先的に電子化したい文書は「製造日報や点検表などの現場帳票」

■ 調査結果の詳細
紙文書の処理に月当たり6時間以上かけていると回答した企業が全体の約66%
調査によると、製造業に従事する方が業務において紙文書の処理に割いている時間は「月に5時間未満」が33%で最も多い結果となりました。一方で処理に「月に6時間以上」要している企業も66%と延滞の3分の2を占める結果となっており、現場によっては紙文書の処理に膨大な業務時間が割かれている様子が伺えます。

調査結果:紙文書の処理に割いている時間


紙文書の使用によって生産性の低下を感じている企業は全体の約83%
紙文書の使用によって生産性の低下を感じることが「よくある」「ときどきある」と回答した企業が全体の約83%に上りました。製造業の生産性向上策の1つとして、「ペーパーレス化の推進」は欠かせないものと言えます。

調査結果:紙文書により生産性の低下を感じること


現場で使用している紙文書の役割としては「製造日報・点検表」が最多
現在、紙文書として現場での活用頻度が多いのは、製造日報や点検表といった現場帳票が43%と最も多い結果となりました。現場帳票を中心にマニュアルや作業手順書など、製造業では紙文書を使用する場面が多く、ペーパーレス化による業務改善の効果は高いといえるでしょう。

調査結果:活用頻度の多い紙文書


ペーパーレス化に取り組む目的は「生産性改善や業務プロセスの効率化」が最多
各企業におけるペーパーレス化への取組状況について、「取り組んでいて成果が出ている」「取り組んでいるが成果が出ていない」「取り組みたいと考えている」と回答した119名に対し、ペーパーレス化を進める1番の目的を伺ったところ、「生産性改善や業務プロセスの効率化」が41%と最も多い結果となりました。紙の使用を削減してコストや管理の手間を減らす目的よりも、業務改善や効率化をペーパーレス化の主な目的として考えている企業が多いことが伺えます。

調査結果:ペーパーレス化を進める1番の目的


ペーパーレス化への取り組みで成果を出している企業は全体の約24%
各企業のペーパーレス化への取組状況について聞いたところ、全体の約24%が「取り組んで、成果が出ている」と回答した一方で、「取り組んでいるが、成果が出ていない」と回答した企業は約27%と、成果が出ていると回答した企業を上回る結果となりました。

調査結果:ペーパーレスへの取組状況

上記で「取り組んでいるが、成果がでていない」と回答した39名の方に、成果が出ていないと考える理由を伺ったところ、以下のような回答が得られました。
- 製造現場など社内でペーパーレス化の必要性が認識されていない:21%
- 業務内で紙を使用する場面を減らすことができない:21%
- 慣れ親しんだ従来の方法の変化に対する抵抗がある:15%
- かえって業務フローが複雑になり手間が増えている:10%
- 可視化したデータをうまく活用できていない:3%
- 複雑なシステムで使用者に高度なスキルが求められるため:3%
- その他:28%

ペーパーレス化の必要性が浸透していない/紙の使用頻度が減らせない/慣れ親しんだ方法からの変化に対する抵抗といった、根強い紙文化が存在していることが伺えます。製造業の現場で日々の紙文書の処理に負担は感じてはいるものの、それ以上にゼロから新しい手法に対応する不安や負担を感じている方が少なくないようです。また、ペーパーレス化の必要性が伝わっていないことで、『なぜわざわざ変える必要があるのか?』という意識に繋がっている可能性も考えられます。

ペーパーレス化を考えている企業が優先的に電子化したい文書は「製造日報や点検表などの現場帳票」
前項の設問でペーパーレス化に「取り組んでみたいと考えている」と回答した47名に対し、優先的に電子化したい紙文書を伺ったところ、「製造日報や点検表などの現場帳票」が66%と最も多い結果となりました。製造現場における現場帳票の作成/記録/承認/管理に大きな負担が発生し、本来取り組まなければいけない改善活動まで着手できていない実態が伺えます。

調査結果:ペーパーレス化を考えている方が優先的に電子化したい文書

紙による現場帳票の運用は、記入ミスなどのヒューマンエラーを誘発しやすく管理者の確認工数を引き上げている実態があります。ペーパーレス化するツールを活用することで、記録内容によってアラートを出すこともでき、再確認などのムダを省くことができると考えられます。
本調査のより詳細な内容、今回ご紹介していない内容は以下のページで公開中です。こちらのページも併せてご覧ください。

▼製造現場が抵抗しない「ペーパーレス化の方法」は?事例や目的、おすすめツールを解説
https://tebiki.jp/genba/useful/paperless-manufacturing/
■ 調査結果のまとめ
今回の調査を通じて、製造業の現場で紙文書処理に月当たり6時間以上掛けている企業が約66%に上るなど、紙文書の使用によって生産性の低下を実感している現状がわかりました。
製造業において、特に紙文書で使用される頻度が多い「現場帳票」や「手順書/マニュアル」をペーパーレス化することで、現場の生産性改善や業務改善につながる期待が大きいと考えられます。
また、ペーパーレス化のように新しい取り組みを推進するときには少なからず抵抗が発生しやすいため、現場の従業員にとって明確なメリットがあり、手間なく簡単に実行できるツールがあることが、製造現場のペーパーレス化の成功につながる近道であると言えるでしょう。
■ 現場改善ラボについて
Tebiki株式会社が運営するWebメディア「現場改善ラボ」は、主に製造業に従事する方を対象としたWebメディアです。
専門家によるオンラインセミナーや現場改善に役立つコラムなど、現場改善に関する情報を発信しています。また、製造業におけるDX推進やAI・データ活用をテーマにしたビジネスカンファレンス「IMPROVE」を定期的に開催するなど、オンライン/オフラインのイベントも主催しています。
メディアページ:https://tebiki.jp/genba/
■ デジタル現場帳票「tebiki現場分析」
tebiki現場分析は、製造業などの現場で用いられる製造日報、稼働日報、設備点検表といった現場帳票の作成、記録、承認、分析が簡単にできるクラウドサービスです。
帳票作成や記録入力がしやすく、紙では難しかった画像の記録や、遠隔地・リアルタイムでの記録も可能になります。
また、データ分析の専門知識がなくても蓄積したデータの可視化や分析が可能で、分析結果を製造プロセスの改善や設備の異常予防などにつなげることができます。
サービスサイト:https://tebiki.jp/skp
■ Tebiki株式会社について
「現場の未来を切り拓く」をミッションに掲げ、デスクレスワーカー向けの現場支援システムを開発・提供しています。
簡単に動画マニュアルが作成でき、閲覧データや習熟度を可視化できる動画教育システム「tebiki現場教育」や、現場帳票の雛形作成から蓄まったデータの可視化・分析まで可能な電子帳票システム「tebiki現場分析」を提供しており、現場における安全・品質・効率といった現場KPIの改善に貢献しています。
 代表者名  :貴山 敬
 事業内容  :デスクレスワーカー向け現場支援システム tebiki の開発・提供
 企業サイト :https://tebiki.co.jp/
 採用ページ :https://tebiki.co.jp/recruit.html

※ 本リリースに記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です

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