赤坂レッドシアター(港区赤坂3)で8月13日から、舞台「バッドアフタヌーン~独立弁護士のやむを得ぬ嘘~」の公演が始まる。
主演は、「ヒロシです」から始まる哀愁ある自虐ネタで一世を風靡(ふうび)したお笑い芸人のヒロシさん。初主演となる同作では、廃業の危機を回避するため、裁判の依頼を取り付けようと嘘に嘘を重ねる弁護士役に挑戦する。
ヒロシさんは今年、自身のネタをまとめた著書を6年ぶりに出版し再ブレークがささやかれている。しかし、10日の公開稽古では、「ブレークとか言わないでください。たまに出るくらいがちょうどいい」と、芸能界の激しい浮き沈みを経験した苦労人ならではのコメント。「仕事がずっとない状態で生活している中、こんな大きな仕事がきたので戸惑いがあった」とも。
演出は、ヒロシさん初舞台の作・演出を務めた劇団MONOの土田英生さん。5年ぶりのタッグとなったが、「以前すごくいい感触で本番を終えられたので、またやりたいと思った」とヒロシさん。「久しぶりの人前なので、世間の人になめられないように頑張りたい」とも。
チケット料金は、前売り=4,800円、当日=5,000円。今月21日まで。