TBS放送センター(港区赤坂5)の社屋内でミツバチを飼育する共同プロジェクト「みつばちあ~赤坂Bee Townプロジェクト」は6月4日、はちみつ採取体験を行った。
「みつばち」と「チア(元気にする)」を合わせた造語で「みつばちあ」と名付けた同プロジェクトは、TBSと赤坂の商店街の共同企画。「みつばち」で赤坂、そして日本を元気にしようという思いから継続的な活動をこれから行っていくとしている。
4月からTBS放送センター8階の低層階屋上にミツバチの巣箱を設置。当初、およそ8万匹のみつばちが今では約3倍にまで増えたという。約2カ月経過し、はちみつが摂取できる状態になったことから、地域住民など先着30人を集めて同体験を開催。同プロジェクトの考案者でもある元TBSアナウンサーの高橋進さんをはじめ、東京農業大学のミツバチ研究会の学生らも参加しサポートした。
赤坂在住の横田(50)さんは「またとない機会なので、息子を誘って参加した」、息子の龍太朗(8)くんは「お父さんに誘われた時はハチに刺されないか不安だったけど、みんな優しいハチで可愛かった。ハチを触ったのも初めて。今まで食べたどのはちみつよりもおいしかった」と感想を述べた。
今後は、採取したはちみつを使用した菓子の商品化、赤坂の飲食店での提供なども検討中。地元の赤坂小学校の環境教育授業にも取り入れることが決まっている。