赤坂にクジラ料理がメーンの居酒屋「まごの邸」-捕鯨問題で関心高まる

自慢のクジラ料理は全24種類。写真は「本皮と上赤身の刺身」(1,080円)

自慢のクジラ料理は全24種類。写真は「本皮と上赤身の刺身」(1,080円)

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 クジラ料理をメーンで提供する「まごの邸」(港区赤坂3、TEL 03-3584-2818)が2月17日、本格オープンした。

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 店舗面積45坪、座数68席の同店は昨年11月に赤坂に店舗を構えたが、赤坂の客の嗜好(しこう)を探るためにテストマーケティングを行ってきた。約3カ月の運営後、グランドメニューを確定し、本格オープンを迎えた。

 同店を経営する三信商事(新宿区)は、クジラ料理が名物のダイニング「茜どき」(新宿区)を3年前にオープン。その間、質の高い鯨肉の仕入れ先を確保し、クジラ料理のノウハウを十分に得たことから、赤坂への出店を決めたという。「赤坂という都心の真ん中にありながら、リーズナブルな値段で高いクオリティの鯨肉を提供できるのは、自分たち以外にはいない」と同社専務の方山成洙さん。

 「わたしは給食にクジラ料理が出てきた最後の世代。今は、クジラを食べたことがない若者も多い。日本古来の伝統食が消えることは、その素晴らしい味を知っているだけに残念。若い人にこそ、安くて質のいい鯨肉を食べて、クジラがおいしいことに驚いてもらいたい」と方山さん。「クジラの肉は、牛肉や豚肉に比べて低カロリー、低コレステロール。その上タンパク質が豊富で女性にも喜んでもらえるはず」とも。

 クジラメニューは刺身(780円~)、くじらの竜田揚げ(720円)、くじらカツ(1,080円)、くじらの鉄板焼きステーキ(1,180円)、さらしくじら(480円)、くじらスジの煮込み(480円)、さえずり(720円)、クジラのはりはり鍋(1人前、1,980円)など。すべて新鮮なミンククジラを使用している。

 「まさに今、捕鯨問題などがニュースで取り上げられ関心が高まっていることを感じる。飲みながら捕鯨について議論するお客さんも増えた。ぜひ鯨肉を食べながら、語り合ってもらえれば」(方山さん)

 営業時間は、月曜~木曜=11時30分~14時30分・17時~23時30分、金曜・祝前日=11時30分~14時30分・17時~翌4時、土曜・日曜・祝日=16時~23時。

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