
日枝神社(千代田区永田町2)で5月7日、「参集殿(さんしゅうでん)」の竣工式が行われた。
竣工式は、建築物が無事に完成したことを祝う儀式。同殿の建て替えは、「日枝神社鎮座550年記念事業」の一環。当日は、修祓(しゅばつ)、降神(こうしん)の儀、献饌(けんせん)、祝詞奏上、切麻散米(きりぬささんまい)、玉串拝礼、撤饌(てっせん)、昇神(しょうしん)の義、神酒拝戴(しんしゅはいたい)を行った。
新たな「参集殿」は3階建てで、地下1階には、レストラン「山王茶寮(さんのうさりょう)」や広さ約48平方メートルの小広間「葵」、写真室、衣装室などを備える。エントランスとなる1階には、ブライダルサロン「日枝あかさか」や応接室、控室などを配置。2階は、婚礼の披露宴などにも対応できる広さ約368平方メートルの大広間「末広」を備える。大広間は用途により2つの部屋に仕切ることもできる。グランドオープンは7月1日で、レストランは6月1日のプレオープンを予定する。
同神社広報担当の内田博之さんは「2022年7月に始まった参集殿の建て替え工事が、いよいよ竣工を迎えた。同殿では例祭の直会(なおらい)をはじめ、結婚式の披露宴や各種宴席も行うことができる。提供する料理は隣接する『ザ・キャピトルホテル東急』に監修をお願いした。レストランも併設しているので、参拝の折に、ぜひ立ち寄っていただければ」と話す。