すし店「奥赤坂 鮨 淡師(たんじ)」(港区赤坂6、TEL 050-1720-2281)が4月15日、オープンから2カ月を迎えた。
2月15日にオープンした同店。江戸前寿司をベースとした創作料理を提供し、長崎県・五島列島の食材を使う。店主の高田達央さんは福岡市出身の38歳で、飲食店コンサルティングなどを経験。趣味である海外旅行中に日本食の魅力を再発見し、すし職人を目指すために渋谷区にあるすし店で働いた後、今回のオープンに漕ぎ着けた。
面積は約63平方メートル。席数はカウンター席8席。店内には茶室を設ける。茶室では女将である達央さん妻・穂香さんが着物を着用して抹茶や和菓子を提供するサービスも用意する。コースのみの用意をベースとするが、「アラカルトメニュー提供日」を不定期で設ける。
メニューは、江戸前握り12貫や一品料理、味噌汁、甘味、前菜、スープなどを含めた「OMAKASEコース」(1万6,500円)を用意。内容は季節などによって変え、これまで一品料理は「五島列島直送胡麻(ごま)サバ」、「愛知県三河産鰻(うなぎ)蒲焼」、「雲丹(うに)と鮮魚の漬け」など、握りは「小肌(こはだ)」「鯛(たい) 昆布締め」「真鯵(あじ)」「墨イカ」などを提供した。アルコールは、30~40種類の日本酒を常時用意する。
高田さんは「アラカルトメニュー提供日はインスタグラムで知らせる。外国人観光客にも足を運んでいただき、すしや茶、日本酒をはじめとする日本の文化をもっと知ってほしい。五島列島のアジ、ゴマサバ、マグロ、アナゴのおいしさを赤坂の人にも味わってもらえたら」と話す。
営業時間は17時~23時。