赤坂で日本初の小学生の全国的英語スピーチコンテスト-受賞者には副賞として豪州留学

コンテストの参加者総勢33人。大会のキャッチフレーズは「はばたけ未来へ 小さな国際人!」。

コンテストの参加者総勢33人。大会のキャッチフレーズは「はばたけ未来へ 小さな国際人!」。

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 TBS(港区赤坂5)と毎日新聞(千代田区)は 11月22日に赤坂BLITZ(港区赤坂5)で小学生を対象とした英語スピーチコンテスト「第1回全国こども英語スピーチコンテスト」を共催した。全国的な小学生向けの英語スピーチコンテストの開催は、日本ではこれが初めて。

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 同コンテストは、学習指導要領の改正により2011年度から小学校5・6年生で英語が必修化されることを受け、開催。対象となったのは日本全国に住む母国語が英語以外の小学生。エキシビション枠として、帰国子女や英語を母国語とする小学生たちも出場した。

 コンテストは1・2年生の部、3・4年生の部、5・6年生の部に分けて開催された。スピーチのテーマは、1・2年生の部は「わたしのすきな○○」。3・4年生の部は「私の家族」。5・6年生の部は「私の夢」。各部ごとにコンテスト枠として10人、エキシビション枠に1人の計33人が登場。司会はTBSアナウンサーで帰国子女の新井麻希さんと、同じくTBSアナウンサーの伊藤隆佑さんが務めた。

 6,000人以上の参加希望者のなかから選ばれた小学生33人のうち、1位の文部科学大臣賞に輝いたのは岡山・私立ノートルダム清心女子大付属小6年の難波由里恵さん、千葉県桜台小学校3年の櫛野公資さん、福岡県雙葉小2年の野中瑠華さんの3人。3人には文部科学省の賞状と盾、副賞として豪州大使館より保護者1人と受賞者で行く1週間の豪州留学招待券が授与された。受賞後の感想として「オーストラリアはコアラがだっこできると聞いているので、ぜひコアラをだっこしたい」(野中さん)、「スピーチの練習につきあってくれた父をはじめ、家族みんなでオーストラリアに行きたい」(櫛野さん)、「最初は緊張したけれども、慣れてくると緊張もほぐれていった。今日のスピーチは100点満点でいったら90点の出来」(難波さん)と語った。

 コンテストの閉会挨拶に登場した今大会の名誉会長であり、元国連事務次長の明石康さんは、小学生たちが披露したジェスチャーの入り交じったスピーチに対し「まるでドラマのコンテストを見ているようだった」と賞賛。「日本人は英語に関して『読む・書く』は得意だが、『話す・聞く』力がなかった。今後、この大会を機会に次世代を担う国際人がたくさん生まれることに期待する」とも。

 第2回大会は2010年の11月21日に開催予定。

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