2024年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなんで竜(リュウ)をモチーフにした風呂敷の販売が11月20日、赤坂の老舗和菓子店「とらや 赤坂店」(港区赤坂4、TEL 03-3408-2331)で始まる。
例年同時期に翌年の干支をモチーフにした風呂敷を販売する同店。今回も新春の祝いに合わせた赤色の生地に、「大空を舞う竜の姿」を2カ所に配したデザインを採用したという「干支ふろしき 辰」(1,540円)を用意する。素材はポリエステルで、サイズは約68センチ×約69センチ。タグにはとらやのロゴ「鐶虎(かんとら)」と西暦を入れる。風呂敷の使い方の例を載せた「ふろしき栞(しおり)」が付く。
「とらやカレンダー2023」(1,100円)も販売している。大きさは、縦17.5センチ×横10.5センチ。とらやが所蔵する「菓子見本帳」を基に毎年製作している。菓子見本帳は、菓子の絵図と菓銘を記したデザイン帳のようなもので、現在の商品カタログに当たり、菓子の意匠を現在に伝える貴重な史料として保管されている。
来年のカレンダーには、今から200年前の1824年の「新製御菓子繪圖(しんせいおかしのえず)」の中から絵図を選んだ。表紙には早春の梅の花にうっすらと霜が降りているような風情を感じさせる「霜紅梅」を採用。「蓬(よも)が嶋」のポストカードも付ける。
とらや広報担当の橋爪佐和さんは「干支をモチーフにした風呂敷は、自身の干支でなくも、コレクションとして楽しみにする方も多い。年末年始のあいさつや、辰年の人へのプレゼントにもお薦め」と話す。
営業時間は9時~18時(土曜・日曜・祝日は9時30分~)。毎月6日定休(12月は営業)。「干支ふろしき 辰」「とらやカレンダー2024」共に、準備数に達し次第販売終了。