紀尾井町で10月26日~29日、街の文化祭「紀尾井 FES(フェス) 2023」が開催される。
初開催となる同企画。紀尾井町と周辺エリアの企業など15団体が集まり、紀尾井町の歴史と文化を伝える「カルチャーイベント」と、未来を描く「エデュケーショナルイベント」をテーマに開催。各企業や団体が提供する「歴史・文化」や「未来への学び」を体験できるイベントを行う。
東京ガーデンテラス紀尾井町・紀尾FES担当の小関克昌さんは「地域に元気がなくなったコロナ禍において、地域のつながりとにぎわいを自分たちの力で創出することはできないかを議論してきた。その中で『街の一員として、街に還元できることがもっとあるのでは』『もっと自分たちの会社・団体がある地に愛着を持ちたい』などの意見が多く集まり、エリアコミュニティーの創出とエリア活性化を目指して開催が決まった」と話す。
期間中は東京ガーデンテラス紀尾井町の「花の広場」をメイン会場に開催。同広場では、道の駅が地元産食材を使ったオリジナル商品などを販売する「道の駅マルシェ」などを4日間開催する。
同施設2階の「紀尾井プラザ」では、26日に「紀州徳川家と和歌山城・江戸藩邸」を開催。「オフィスエントランス」では、「心に響くクラシックライブ」(27日)、「ザブトン教授の防災教室」(27日・28日)を行う。
4階の「紀尾井カンファレンス」では29日、「第5回ジュニア囲碁フェスティバル」を行う。「芽生えの庭」では26日・27日、同庭専属ガーデナーと一緒にガーデン鑑賞のポイントなどを話しながら朝の散歩ができる「ナチュラリスティックガーデンツアー」を行う。
「しが発見フェスタ in 紀尾井」も開催する。27日は「紀尾井プラザ」、28日は「紀尾井カンファレンス」で実施。展示や物販のほか「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクター「ひこにゃん」が登場し会場内を散歩するほか、予約制の「ツーショット撮影会」、事前申込制の講演会「さかなクンのギョギョッとびっくりびわ湖のお魚教室!」などを行う。
同施設以外の会場でも開催する。26日は上智大学の「まち歩き学習プロジェクト」が作成したクイズを解きながら四谷駅や紀尾井坂などをゲーム感覚で街の歴史を学びながらコースを歩く「紀尾井町歴史探索街歩き」を開催。紀尾井ホールでは「浮世絵で楽しむ邦楽 大谷コレクション 三代目澤村田之助」、城西国際大学では「絵本ワールドin京葉」を行う。29日は、ホテルニューオータニで「日本庭園見学ツアー」を開催する。
小関さんは「紀尾井町や紀尾井町周辺には、緑豊かで心地よい空気が流れる。この地に実際に訪れなければ感じられない他にはない街の魅力を、街の企業・団体の魅力とともに伝えたい」と話す。
イベントにより開催日と開催時間が異なる。一部のイベントは要予約。一部のイベントは有料。