ホテルニューオータニ(千代田区紀尾井町、TEL 03-3265-1111)内のレストランが現在、栗を使ったスイーツを提供している。
例年栗を使ったスイーツを展開する同ホテル。今年は7店で提供する。ペストリーショップ「パティスリーSATSUKI」は、新作「スーパーモンブラン」(3,780円)を販売。同ホテル総料理長の中島眞介さんが「和栗本来の味わいを楽しんでほしい」と考案した商品で、毎年新しい素材を取り入れ進化させている。
今年は「Jシリアル入りタルト生地」の上に「黒蜜あんこ」「白あん抹茶くず餅」と熊本県産和栗の甘露煮を生クリームで包み重ねる。全体を覆うマロンペーストは同県産などの和栗から食べ頃を迎えたものを使い、和栗の濃厚な味が味わえるように仕上げる。
同ホテル広報担当の保田環さんは「『スーパーモンブラン』はずっしりとした重みがあるので、ケーキの下に敷く金色のプレートにジャム状のナパージュをのせ、お客さまが持ち運ぶ際に『ずれない』工夫をしている」と話す。
「ガーデンラウンジ」では、新作の「飲むモンブラン」(2,000円)を提供。国産の蒸し栗に豆乳とバニラを加えホイップクリームと抹茶パウダーでクリーミーな味わいに仕上げる。保田さんは「当店では、これまでにもシーズン毎に旬のフルーツを使ったスイーツビュッフェやアフタヌーンティーを展開してきてが、カフェラウンジとして利用いただく方々にも、季節を感じられる商品をお楽しみいただきたいという思いから提供することにした」と話す。
新江戸洋食の「ベッラ・ヴィスタ」では新作の「モンテ美あんこ」(2,200円)を用意する。同店とイタリア料理店「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」の落合務シェフとのコラボレーションメニューとして提供するスイーツで、あんこと生クリームを重ね、マロンペーストを搾りかけて仕上げる。
このほか、「コーヒーショップSATSUKI」では「ホテルニューオータニ特製マロンパンケーキ」「ホテルニューオータニ特製ブリオッシュフレンチトースト~マロン~」(以上3,600円)を、中国料理「大観苑」では「栗入り胡麻(ごま)団子(3個)」(1,200円)や「マロンプリン」(1,100円)などを、それぞれ提供する。
保田さんは「旬の和栗を使ったスイーツを食べていただければ、口いっぱいに広がる秋を感じること間違いない。当ホテルの栗スイーツで秋を味わい尽くしてほしい」と話す。
パティスリー「SATSUKI」以外はサービス料別途。提供時間は各商品により異なる。11月30日まで(「スーパーモンブラン」は2024年1月31日までの予定)。