サントリーホール(港区赤坂1、TEL 0570-55-0017)で11月12日、「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」の「無料公開リハーサル」が行われる。
1999(平成11)年以来、同ホールが主催する「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」のプログラムとして毎回開催している同企画。未来の聴衆や音楽家を育むための「ウィーン・フィル特別プログラム」の一環として開催する。演奏はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮はトゥガン・ソヒエフさんが務める。
現在、参加者を募集している。募集人数は、中学生以上25歳以下が対象の「学生席」100人と、「サントリーホール・メンバーズ・クラブ会員席」200人を予定。定員に達した際は抽選となる。
席は大ホールの1階席で見学できる「1F席」と、学生専用でオーケストラ奏者の目線に近い舞台後方のPブロックで見学できる「学生P席」を設ける。学生P席は高校生以上で、奏者と同じ緊張感でリハーサルを見学したい人向けの席だという。学生席の年齢については、2024年3月末時点が基準となる。
同ホール広報担当の伊藤雅美さんは「無料公開リハーサルは、本番を前にした音楽づくりの現場に立ち会うことができる貴重な機会。今年は当初の指揮者、フランツ・ウェルザー=メストが、癌(がん)治療に専念することになり来日がかなわず、トゥガン・ソヒエフが指揮することになった。40代半ばでありながらコンサートとオペラの両方で国際的に活躍する世界屈指の指揮者と世界最高峰のオーケストラの音楽づくりの様子を、お楽しみいただきたい」と話す。
応募方法は、同メンバーズクラブ会員の席は2種類で、ウェブ申し込みは10月5日23時59分まで、はがきは10月5日必着。学生席の申し込みはウェブのみで受け付ける。参加無料。