赤坂エクセルホテル東急(千代田区永田町2、TEL 03-3580-2311)が現在、営業終了に向けた企画展「赤坂東急 時代をこえた魅力」を行っている。
1969(昭和44)年9月に「赤坂東急ホテル」として開業し2002(平成14)年に「赤坂エクセルホテル東急」に改称した同ホテル。入居ビルとの建物賃貸借契約の終了に伴い、8月31日で営業を終了する。
会場となるホテル3階のロビーでは、2019年9月に「東急プラザ赤坂」と共催した「50周年ヒストリー写真展」の展示写真などを元に、「赤坂の街と共に歩んだ53年にわたる物語」として展示する。
展示では1960(昭和35)年に撮影された赤坂見附の交差点や、1967(昭和42)年に竣工した「赤坂東急ビル」の建設中の様子を撮影した写真、1969(昭和44)年9月13日に撮影された「開業記念セレモニー」、1969(昭和44)年~1999(平成11)年にホテル14階にあった「バー・ゴンドラ」、1990(平成2)年~1999(平成11)年に使われていたチャペルの写真などを展示する。
ロビーの柱には当時と現在の同じ場所の写真を展示し、時代の変化を見比べることができる。このほか、同ホテルの模型の展示や、デジタルサイネージでは会場に展示できなった写真を公開する。
会場の一角には同ホテルでの思い出をカードに書いてつるすことができる「ツリーアーチ」を設ける。
同ホテル広報担当の芹沢央子さんは「今回の展示では、ホテルの今と昔だけでなく、時代の流れも感じていただけると思う。展示を通して半世紀以上にわたり赤坂の街と共にあった当ホテルのことを記憶にとどめていただけたら」と話す。
8月31日11時まで。