「石原裕次郎さんメモリアルフェア2023」が5月17日、赤坂エクセルホテル東急(千代田区永田町2、TEL 03-3580-2311)で始まる。
1969(昭和44)年9月に「赤坂東急ホテル」として開業し、8月31日で営業を終了する同ホテル。広報担当者の芹沢央子さんは「ホテルの営業終了に当たり、フィナーレにふさわしい企画を行いたいと思った。当ホテルを石原裕次郎さんがひいきにしてくださっていたことや、過去にメモリアルフェアを開催した際、多く方に来場いただいたこともあり、当ホテル最後の企画は裕次郎さんに関連した企画でないと終われないと思った」と話す。
5月17日、6月17日、7月17日は「赤坂スクエアダイニング」で「石原軍団の炊き出しカレー」(2,500円)を、各日38食限定で提供する。カレーは「ジャガイモはゴロゴロとした大きめに、ニンジンは小さめにカットするのがポイント」という石原音楽出版社のアドバイスとレシピを元に再現。同社社員が試食し、食材のバランスや色などの見た目にもこだわったという。裕次郎さんが好んで食べていたというホテルオリジナルの「ビシソワーズ」を付けて提供する。
芹沢さんは「裕次郎さんのデビュー作『太陽の季節』公開日の5月17日と、命日が7月17日とのことで、それに合わせて提供日を17日限定にした。提供数は裕次郎さんの愛車『メルセデス・ベンツSL300』、通称『ガルウイング』のナンバープレート『3838』にちなんで38食にした」と話す。
「石原裕次郎さんメモリアルカクテルフェア」も行う。ラインアップは4種類。開業当時ホテルの14階にあった「バー・ゴンドラ」と「バー・マルコポーロ」で石原裕次郎さんが好んで飲んでいたという「ブルドッグ」(1,200円)や「レミーマルタンVSOP(グラス)」(1,500円)、石原さんが命名したオリジナルカクテル「クロスオーバー・ラブ」、1982(昭和57)年に発売された石原さんのシングル名を冠にしたカクテル「ロンリーナイト・ロンリーウェイ」(以上1,300円)を用意。カクテルはモクテルとしても提供する。
ほか、3階ロビーでは「バー・ゴンドラ」にキープしていたボトルや裕次郎さんゆかりの品々を展示する企画も行う。
芹沢さんは「ヨットを愛したことでも知られる裕次郎さんと、ストライプの外観から開業当時『軍艦パジャマ』と称された当ホテルとの結びつきを海になぞらえ、カレーの売り上げの一部を海の保全等を進める自然保護団体に寄付することにした。カレーの提供日はフォトスポットとして裕次郎さんの等身大パネルをレストラン内に置くので、一緒に写真を撮って思い出に残してほしい」と話す。
提供時間は11時~14時30分。7月17日まで。