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赤坂エクセルホテル東急が「懐かしメニュー」を営業終了まで3品復活

サラダ・スープが付く「カレーコスモポリタン」

サラダ・スープが付く「カレーコスモポリタン」

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 「いとしの赤坂昭和グルメ」を現在、赤坂エクセルホテル東急(千代田区永田町2)内のレストラン「赤坂スクエアダイニング」(TEL 03-3580-2331)で提供している。

「カレーコスモポリタン」(1980年代の画像)

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 1969(昭和44)年9月に「赤坂東急ホテル」として開業し、2023年8月31日で営業を終了する同ホテル。同ホテル広報担当者の芹沢央子さんは「当ホテルの営業終了を惜しんでくださるお客さまの声に応えたいと思い、1980年代から90年代にかけて『赤坂スクエアダイニング』の前身である『コーヒーハウス』で特に人気が高かった3品を復活させることにした」と話す。

 「カレーコスモポリタン」(3,200円)は、約20年ぶりに再販するメニュー。1980年代にはやった世界的視野を持つ国際人を意味する「コスモポリタン」をネーミングした商品で、リング型に抜いたカレンツ入りのドライカレーの周りにカレールーとビフテキ、ソテーしたエビとホタテ貝を並べて提供する。

 「石焼きじゅうじゅうステーキ」(4,800円)は、軽く焼いたリブロース肉を、焼いた石に載せて提供する。提供当初は生卵の黄身と大根おろしを付けて食べるスタイルで提供していたが、時代のニーズに合わせて生卵から大根おろしを入れたしょうゆベースのソースで食べるスタイルに変化させたという。

 芹沢さんは「しょうゆベースのソースになってからは、提供時にソースを肉にかけると煙の量に反応して火災報知器が作動するといったことや、あまりの売れ行きに制服が煙に燻(いぶ)されてしまうことがたびたびあったというスタッフにも懐かしいメニュー」と話す。

 「広東風麺」(3,000円)は、2020年5月まで提供していた年間を通して根強く人気があったというメニュー。しょうゆベースのあんに、エビ、イカ、小柱など7種類の具材を入れる。最後まで熱いままおいしく食べられるようにあんに工夫を施す。

 芹沢さんは「懐かしのメニューが食べられる最後の機会。食べたことがある人は、昔を懐かしみながら食べてほしい。食べたことがない人は、こんな食べ物が昔あったということを知っていただけたら」と話す。

 提供時間は11時~15時。8月30日まで。

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