2023年の干支(えと)「卯(うさぎ)」にちなんだ和菓子を現在、赤坂の老舗和菓子店「とらや 赤坂店」(港区赤坂4、TEL 03-3408-2331)が販売している。
ふっくらと体を丸めて眠る愛らしいウサギの姿を表現する生菓子「ゆめうさぎ」
今年のラインアップは5種類。「干支羊羹(ようかん)『駆(か)けうさぎ』」(中形=1,944円、竹皮包=3,888円)は、新年の訪れに喜びを感じているかのように駆け回るウサギの姿を、紅白の練りようかんで表現した。
「干支パッケージ 小形羊羹」(各292円)は、小倉の「夜の梅」、黒砂糖入りの「おもかげ」、抹茶入り「新緑」の3種類を用意する。とらや広報担当者の橋爪佐和さんは「絵柄は、春を思わせる背景色と、のびのびと朗らかなウサギの姿に、明るく弾むような新年を迎えていただきたいという思いを込めた」と話す。「干支小形羊羹5本入 兎(ウサギ)柄化粧箱」(1,620円)も用意する。
12月16日には生菓子の販売も始める。「ゆめうさぎ」(540円)は、白い餅製の生地で御膳あんを包む。焼き印で耳と目を押し、ふっくらと体を丸めて眠る愛らしいウサギの姿を表現する。「雪中(せっちゅう)兎」(508円)は、まもなく春を迎える野山の風景を思わせる意匠に仕立てた商品。薯蕷(じょうよ)製の生地に散らした白小豆で雪の中を跳ね回る野ウサギを表現し、抹茶入りのようかんで雪の下から萌え出ようとする新芽を表したという。
橋爪さんは「来年の干支『卯』を、ようかんや生菓子で用意した。お世話になった方への贈り物や、大切な方々とのゆっくりとした時間のお供など、とらやの菓子と共に明るく弾むような気持ちで新年をお迎えいただきたい」と話す。
営業時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は9時30分~18時)。毎月6日定休(12月は営業)。生菓子「ゆめうさぎ」「雪中兎」は来年1月15日まで、「駆けうさぎ」「干支パッケージ 小形羊羹」「干支小形羊羹5本入 兎柄化粧箱」は1月中旬まで取り扱う。準備数に達し次第終了。