ANAインターコンチネンタルホテル東京(港区赤坂1、TEL 03-3505-1111)内の中国料理店「花梨」が現在、新作の「冷やし麺」メニューを提供している。
同ホテルの開業から36年間、夏季限定メニューとして冷やし中華を提供している同店。今年も3種類のメニューを提供する。「香鶏(かおりどり)と夏野菜の冷やしそば 翡翠(ひすい)ソース」(3,605円)は新作で、ゆでで冷やした麺に蒸した「香鶏」、錦糸玉子、クラゲ、細切りしたキュウリ・ビーツ・白ネギなどの具材をのせる。たれは、練りごまと抹茶を合わせ、青トウガラシを少し加えて酸味のある味わいに仕上げた「翡翠ソース」をかけて提供する。蒸籠(せいろ)で蒸した夏野菜も付く。
同ホテル広報担当者の森直美さんは「『翡翠ソース』は、レモン果汁で酸味を加えているので、見た目のグリーンのイメージよりもさっぱりとしている。別添えの蒸し野菜には、ネギ醤油(しょうゆ)のたれも付いているが、ほんのり塩味がついているのでそのままでも召し上がれる。冷たい麺料理と一緒に、蒸したての温かい野菜を一緒に摂れるとほっとできるのではないかとも思う」と話す。
「冷やし担々麺」は、具材に干しエビとザーサイとともにみそで炒めた豚ひき肉、素揚げしたパプリカとナス、下味を付けたつるむらさき、トマト、カボチャ種、クコの実、ナッツ類、芽ネギをのせる。タレは豆乳、四川トウバンジャン、ゴマなどで仕上げた「豆乳胡麻ダレ」をかけて提供する。
「冷やしそば」(以上3,356円)は、麺にタラバガニ、才巻エビ、鶏肉、チャーシュー、錦糸玉子、クラゲ、オクラ、らっきょうなど13種類の具材をのせる。たれは「醤油(しょうゆ)ダレ」と「特製胡麻(ごま)ダレ」から選べる。
森さんは「3品とも、具材の下ごしらえに手間をかけてていねいに行い、素材そのもののうまみを最大限に引き出している。あえてスープと呼ぶ『たれ』は、深みのある味わいの中でもあっさりと仕立て、麺や具材と絡ませるだけではなく、スープそのものを飲み干せる味わいとなっている点が特徴。全体のボリューム感を含め、それぞれに完成された味を楽しんでほしい」と話す。
提供時間は、11時30分~14時30分(土曜・日曜・祝日は15時まで)、17時~21時。月曜はランチタイムの提供のみ。9月25日まで。