和食店「がっしょ出雲」(港区赤坂3、TEL 03-3589-3070)が5月11日、オープン10周年を迎える。
「のどぐろ一夜干し」など10品を提供する「会席『壱萬弐千縁』」コース
島根県出雲地方出身の野津宏太さんが店主を務める同店。地元の食材を多くの人に知ってほしいとの思いから出雲食材をメインに扱う和食店として開いた。店名の「がっしょ」は、出雲地方の方言で「一生懸命にやる」という意味があることから採用した。同店の食材の多くは出雲地方から運ばれてくるので、鮮度をよりベストな状態で料理を提供するため、現在はランチ・ディナーともにあえて予約制にしているという。席数は36席。個室と半個室を各1室設ける。
ランチ会席のコースは3種類。10周年記念の「『隠岐(おき)島産ブランド特大岩牡蠣(カキ) 春香』」御膳」(5,000円)のほか、「『出雲』御膳」(3,000円)や「『宍道湖(しんじこ)』御膳」(7,000円)を用意する。3コースとも前菜から「甘味」まで6品を提供する。
ディナーの10周年記念会席コースは6種類。「会席『八千縁』」(8,800円)は、隠岐島から直送の特大サイズの岩ガキ「春香」をメインに9品を提供する。「会席『壱萬(いちまん)縁』」(1万1,000円)は、石見地方の大きな穴子を使った「穴子丼」をメインに10品が付く。「会席『壱萬弐(に)千縁』」(1万3,200円)は、「のどぐろ一夜干し」や岩ガキの「春香」など10品を提供する。3コースとも3,300円の追加料金で、出雲の地酒とペアリングしたコースも用意する。ほかにも、のどぐろと島根和牛が付いた定番の「会席『壱萬伍(ご)千縁』」(1万6,500円)も提供する。
野津さんは「赤坂は飲食店の競合が多く、周りの風景が1年で変わるような街だが、ここまで来られたのもひとえに応援してくれた皆さまのおかげ。10周年を迎え、さらに食材ルートも広がり、この食材を皆さまに還元できたらと思い今回のコースを考案した。まだまだ挑戦を続け、この先10年、20年と多くの方に愛されるような店作りをしていきたい」と話す。
営業時間は、11時30分~15時、17時~23時。事前予約制。予約は来店2日前の22時まで受け付ける。10周年記念コース提供は6月30日まで。