季節限定の「豆花(トウファ)」を現在、赤坂のデリバリーとテークアウト専門店の「赤坂豆庵(まめあん)」(港区赤坂3、TEL 03-6435-5304)が提供している。運営は「東京野菜キッチンSCOP」(同区)。
国産大豆を使った豆乳を原料に、伝統的な製法で作り上げた台湾スイーツの豆花を提供する同店。デリバリーは、「Uber Eats(ウーバーイーツ)」や「出前館」での配達サービスを行うほか、テークアウトも対応する。
同店では、季節ごとに東京産のフルーツを使った豆花を提供している。2月1日から販売を始めた「イチゴ豆花」(850円)は、東京都・国分寺市の「中村農園」で収穫したイチゴを使った商品。甘味と酸味が強く、味が濃厚でイチゴ本来の甘酸っぱさを味わえるという「紅ほっぺ」と、甘味と酸味が穏やかで優しい味わいの「かおりの」の2品種のイチゴを使う。それぞれの特徴を生かして仕上げた自家製シロップと、食べ応えとイチゴの香りがより感じられるように大小2つのサイズにカットしたイチゴを添える。
店長の勝野伶奈さんは「フルーツを使った豆花を提供している店はあるが、当店では東京産の果物にこだわっているため、種類や提供できる時期などが限られる。それでも東京産にこだわるのは、実際に農家の畑にお邪魔して見学しながら作り手のこだわりや、果物にかける情熱を聞いた上で、自信を持って届けられる商品を作りたいと思ったから。遠方でなく入手先が近ければ旬をお客さまにいち早く届けられるという考えもある」と話す。
ほかにも、三温糖で作ったクラシックスタイルのシロップをかけた「豆花(プレーン)」(650円)や、まろやかでコク深い味わいに仕上げた黒烏龍(ウーロン)茶シロップをかけた「黒烏龍茶豆花(プレーン)」(700円)、同プレーンに国産紅芋で作ったイモ団子の「芋圓(ユーユェン)」「レンズ豆ぜんざい」「大麦」「仙草ゼリー」をトッピングした「黒烏龍茶豆花(全のせ)」(900円)」など、現在は9種類のラインナップを展開する。全ての商品は追加料金100円で250グラムサイズも用意する。
勝野さんは「自家製のイチゴシロップは、火を通していないため生のイチゴのような食感と香りがお楽しみいただける。イチゴは5月初旬までの収穫なので一度食べてみてほしい。次回は初夏に向けてブルーベリーを検討している。果物の収穫状況やシロップの試作の結果も見ながら、いろいろな果物にチャレンジしていきたい」と話す。
営業時間は12時~22時。土曜・日曜・祝日定休。「イチゴ豆花」は5月初旬頃まで。