ひな祭り向けの和菓子を現在、赤坂の老舗和菓子店「とらや 赤坂店」(港区赤坂4、TEL 03-3408-2331)が期間限定で販売している。
5色のようかんでひな人形の衣装を表現する季節のようかん「雛衣」
例年ひな祭り向けの和菓子を販売する同店。今年は6種類を用意する。季節のようかん「雛衣(ひなごろも)」(1,944円)は黄、緑、紅、白、紫の5色のようかんで、ひな人形の衣装を表現する。小形ようかんの小倉の「夜の梅」と黒砂糖入りの「おもかげ」をそれぞれ竹皮で包み、スギの木で作った台に載せた「雛台」(3,068円)も販売する。「雛折(ひなおり)」(2,646円)は、練りようかんに道明寺かんを重ね、右近(うこん)の橘(たちばな)と左近(さこん)のサクラをあしらい折り箱に収めた商品。
2月16日からは生菓子の販売も順次始める。白あんを入れた「仙寿(せんじゅ)」(486円)は、ようかん製で、桃の節句にふさわしい意匠に仕上げたという商品。
2月25日に発売する「雛井籠(ひなせいろう)」(1段=1,944円)は、菓子を詰め合わせた小箱を5段まで重ねることができる。箱はとらやに現存する1776年の雛井籠を模したものを使う。小箱は、こしあんを入れた薯蕷(じょうよ)まんじゅうの「笑顔饅(えがおまん)」、練切製などの生菓子を3種類詰め合わせた「三種詰合せ」、ツバキ、モモ、八重桜の花をかたどった和三盆糖製の「花干菓子詰合せ」から選べる。薄く伸ばして焼いた生地でこしあんを包み塩漬けした桜葉で巻いた「桜餅」(476円)も用意する。
とらや広報担当のオラナンさんは「ちょっとした手土産から、家族全員で一緒に楽しんでもらえるお菓子までをご用意した。女の子の健やかな成長を願うとともに、当社の菓子で今年のひな祭りを楽しんでほしい」と話す。
営業時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は9時30分~18時)。毎月6日定休。数量限定(準備数に達し次第終了)。「雛衣」「雛折」「雛台」「仙寿」「雛井籠」は3月3日まで。「桜餅」は4月10日まで。