ホテルニューオータニが宿泊者限定の特別企画「スーパールームサービス」の提供を4月26日、始めた。
晩さん会のために特注したという有田の岩皿で提供する「和洋前菜祝い盛り」
同サービスは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の再発出に合わせ、「おこもりステイ」をより自由に楽しんでもらおうと企画した。同ホテル内1479室の客室全てをレストランの個室である「プライベートダイニング」として位置付け、ルームサービスメニューで提供する食事やドリンクのバリエーションを緊急事態宣言期間限定で拡張して提供する。
ラインアップはフード約120種類とアルコール約300種類をそろえる。フードメニュー「和洋前菜祝い盛り」(1万4,000円)は、2019(令和元)年10月に同ホテルで開かれた「即位の礼 晩餐(ばんさん)会」において、世界190カ国の国賓をもてなした祝宴の前菜。食数限定で提供する。ほか、デミグラスソースと和風ソースが選べるコーヒーショップ「SATSUKI」の「ハンバーグステーキ」(3,400円)や、中国調理「大観苑」の「吉切鮫(ざめ)のふかひれ姿煮」(1万6,000円)、すし「久兵衛」の「にぎり寿司(ずし) 松」(6,600円)などの通常メニューも用意する。
アルコールは、本来「トゥールダルジャン東京」の店内でのみ提供する限定ラベルのオリジナルシャンパン「ブラン・ドゥ・ブラン」(2万3,000円)を用意。「ブリリアント ブーケ」(2,700円)や「舞乙女」(2,200円)などのカクテルは、「Bar Capri」のバーテンダーで、世界大会で優勝経験のある吉田宏樹さんをはじめ、同ホテルのバーテンダーたちが客室において客の目の前でシェーカーを振り、直接提供するという。ほか、2014年の「ロマネ コンティ」(時価)など「ソムリエセレクトワイン」は、同ホテルエグゼクティブシェフソムリエの谷宣英さん率いるソムリエたちが客室で直接サービスを行う。以上サービス料別途。
宿泊は「ガーデンタワー スタンダードルーム(27平方メートル)」(2万7,830円~)、「ザ・メイン スタンダードルーム(36平方メートル)」(3万7,510円~)のほか、「ザ・メイン 新江戸デラックス(45平方メートル)」(5万4,450円~)なども用意する。料金は1室2人利用時。
同ホテル広報担当の湯本健太郎さんは「緊急事態宣言発出に伴い、館内のレストランでもアルコールの提供が休止となったが、少しでも不自由なくホテルを楽しんでいただけるよう今回のサービスを用意した。『洋』の前菜に『中』のおつまみ、『和』のメインディッシュにお好きな酒を組み合わせるなど、ルームサービスならではの自由度でゴールデンウイークを有意義に過ごしていただきたい」と話す。
ルームサービスの提供時間は6時~24時。料理ごとに提供時間が異なる。緊急事態宣言終了まで。