赤坂でチャリティー寄席-三遊亭京楽さん「環境」テーマに高座

防災落語、福祉落語など新作落語の創作に意欲的な三遊亭京楽師匠。

防災落語、福祉落語など新作落語の創作に意欲的な三遊亭京楽師匠。

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 赤坂区民センター(港区赤坂4)で6月27日、「三遊亭京楽 チャリティー寄席」が行われる。主催はエスプラナード赤坂商店街振興組合。

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 京楽さんは三遊亭円楽師匠に入門し、4年で「真打ち」になった実力派。現在は古典落語に加え、環境問題や福祉の大切さを笑いと涙で伝える創作落語に取り組んでいる。

 京楽さん自身が企画発案したこのチャリティー寄席は、今年で15回目を迎える人気イベント。今回のメーン演目は「シマミミズ ラッパーの恋」。どこに行くにもシマミミズを連れているぜんそく持ちの少女「さっちゃん」とその友人たちの物語で、自然環境の大切さをラップのリズムを用いて伝える異色作。ミミズなどの環形動物が、昔から地球の生態系、環境形成の維持に重要な役割を担ってきたことを伝え、環境破壊への問題提起や人間が今こそすべきことを盛り込んだ。

 ほかに、江戸の循環型社会の知恵が詰まった古典落語「子別れ」と、二つ目、三遊亭きつつきさんによる「反対俥(はんたいぐるま)」も。

 主催者の広報担当者は「赤坂区民センターで10年以上、このチャリティー寄席を続けてきた。『シマミミズ ラッパーの恋』は、京楽師匠が歌うラップに一般の子どもたちも参加するなど、古典落語では表現しきれない内容が盛りだくさん。温かい気持ちになれる作品」と、その魅力を説明する。

 開演は14時。入場料は大人=2,000円、子ども=500円。申し込みは同商店街振興組合のホームページで受け付ける。収益金は日本赤十字社などを通じて環境保全のために寄付する。

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