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迎賓館赤坂離宮で「没後50年藤田嗣治天井画展」 前庭ではアフタヌーン・ティーの提供も

ライトアップされた「迎賓館」(提供=内閣府迎賓館)

ライトアップされた「迎賓館」(提供=内閣府迎賓館)

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 迎賓館赤坂離宮(港区元赤坂2)が8月2日から8月28日まで、「没後50年 藤田嗣治天井画展」を行う。

前庭のキッチンカーで提供する「アフタヌーン・ティー」(提供=内閣府迎賓館)

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 外国の元首や首相などの賓客を迎えるための迎賓施設である同施設。賓客を迎えるのに支障のない範囲で一般公開を実施。特別企画時には、本館のライトアップやガーデンカフェを開催するなど、さまざまな取り組みを行っている。

 今回は、同館が所蔵する藤田嗣治画伯の天井画6点を公開する。西玄関では「葡萄畑の女性」、花鳥の間では「母と娘」「ポプラ並木の女性と楽士」、「女性と天使」「貴婦人と召使い」「犬を抱く女性と楽士」は羽衣の間に展示する。同展で公開する作品は、藤田画伯が数多くの壁画を制作した1930年代に銀座の洋菓子店「コロンバン」の天井画として制作されたもので、1974(昭和49)年に同館に寄贈された。

 今回の参観では、通常は非公開としている皇太子妃殿下の入り口として設計された西玄関も公開する。8月25日と26日は、夜間公開を実施し、公開時間を20時まで延長する。日没後には本館のライトアップも行う。

 前庭のキッチンカーでは茶葉が選べる二人分の紅茶と食事が3皿付いた1日20セット限定の「アフタヌーン・ティー」(4,200円)を提供する。紅茶は、ホットは「ダージリン」「アッサム」「アールグレイ」の3種類、アイスは「ダージリン」と「アールグレイ」から選べる。食事は3段の専用トレーで提供する。上段にはブラウニー、紅茶のサブレ、フィナンシェなどの焼き菓子、中段には、スコーンやパン・オ・レザン、下段は、クロワッサンやバケットを盛る。土曜日と日曜日にはクラフトビールの販売も予定する。

 同館館長の別府充彦さんは「本年は、藤田嗣治没後50年を迎える。今回公開する作品は、藤田がフランスの各地方を舞台に、貴婦人や農民などを描いたもの。特別展示を参観される方には、これらの天井画をプリントした6種類のポストカードから1枚を進呈する。ぜひ、この機会に参観していただきたい」と話す。

 参観時間は10時~17時(8月25日・26日は20時まで)。日没後は主庭への入場は不可。混雑時は事前予約優先。入場制限を実施する場合がある。特別展示の期間中の料金は大人=1,500円、大学生=1,000円、中高生=500円、小学生以下無料。身体障害者手帳等をお持ちの方は参観料金が免除される。庭園(前庭・主庭)の入場料は大人=300円。大学生以下無料。毎週水曜日は休館。

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