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6月16日は「和菓子の日」 とらやが縁起の良いお菓子を販売

土器に盛られた「嘉祥菓子7ヶ盛」を化粧箱に入れて販売する

土器に盛られた「嘉祥菓子7ヶ盛」を化粧箱に入れて販売する

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 赤坂の老舗和菓子店「とらや」の「とらや 東急プラザ赤坂店」(千代田区永田町2、TEL 03-6457-9784)が6月10日、「和菓子の日」にちなんだ商品を発売する。

縁起の良いお菓子を詰めた「福こばこ」

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 「和菓子の日」とは、1979(昭和54)年に全国和菓子協会が制定した日。ルーツは、平安時代の仁明(にんみょう)天皇の時代にさかのぼり、招福や厄除けの行事「嘉祥(かじょう)」に由来するともいわれる。6月16日に行われるようになったのは室町時代のことで、江戸時代になると厄除招福を願い、公家や武家、庶民までがこの日に菓子を食べていたとされている。

 今回用意する商品は4種類。限定販売の「嘉祥菓子7ヶ盛」(2,808円)は、江戸時代末期に同店が御所に納めていた菓子をもとに作った商品で、ういろう製の「桔梗(ききょう)餅」、焼物製の「味噌松風」など7種類の和菓子を土器(かわらけ)に盛って販売する。「嘉祥蒸ようかん」(2,160 円)は、江戸時代、嘉祥の行事で江戸城大広間に並べられた菓子の一つを再現した商品。

 ほかにも、煉切(ねりきり)の「はね鯛 紅白」や、「なりひさご」「御目出糖」といった縁起の良い3種類の菓子を詰め合わせた「福こばこ」(1,923円)。黄色の薯蕷(じょうよ)まんじゅう、紅色の新まん、茶の利休まんを詰めた「嘉祥まんじゅう3 個入」(1,080円)を用意する。

 広報担当の池田真浩さんは「和菓子の日の由来である嘉祥にちなんだ縁起の良いお菓子を用意した。厄除けと招福を願い、和菓子を召し上がっていただきたい」と話す。

 営業時間は10時~19時(土曜・日曜・祝日は17時30分)。「嘉祥菓子7ヶ盛」の予約は受け渡しの5日前まで。受け渡しは6月14日~6月16日。「福こばこ」同様直営店と一部の店舗で取り扱う。「嘉祥蒸ようかん」と「嘉祥まんじゅう3 個入」は一部の店舗を除く全店。6月16日まで。無くなり次第終了。

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