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迎賓館赤坂離宮「朝日の間」閉室前の特別公開 ライトアップや夜間公開も実施

最も格式高い部屋の「朝日の間」(提供=内閣府迎賓館)

最も格式高い部屋の「朝日の間」(提供=内閣府迎賓館)

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 迎賓館赤坂離宮(港区元赤坂2)が2月2日から、「朝日の間」の特別公開を実施する。

「緞通」を広げた状態での一般公開は初めてという(提供=内閣府迎賓館)

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 外国の元首や首相などの賓客を迎えるための迎賓施設である同施設。「朝日の間」は、施設内でも最も格式高い部屋とされており、昨年12月に天皇皇后両陛下とシンガポール大統領夫妻の懇談の場ともなった。今回は、同室が天井絵画等の内装改修工事のために約2年間閉室するあたり、閉室前最後の公開を行う。通常コースの「彩鸞(さいらん)の間」、「花鳥の間」、「羽衣の間」といった公用室の公開も同時に行う。

 期間中同室では、これまで賓客しか歩いたことのない手縫いのじゅうたん「緞通(だんつう)」を実際に歩くことができるほか、朝日を背にして女神が馬車を走らせている姿を描いたと言われている同室の名前の由来となった天井絵画も見ることができる。また、過去に使われていた「金華山織(きんかざんおり)」をパネルに展示し、直接触れることも可能。

 同館館長の別府充彦さんは「『緞通』の模様は、桜が舞い落ちる様子を47種類の紫色の糸を用いて繊細に表現している。この『緞通』を歩きながら、天井の6か所に描かれた獅子頭と2隻の船の図を見ると、それぞれ船の舳先とライオンの視線がどこから見ても自分を見ているように見えるトリックアートとしても楽しんでいただける」と話す。

 2月13日・14日は、公開時間を20時まで延長する夜間公開も実施する。別府館長は「今回は、昨年のクリスマスの時に好評だった本館のライトアップに加え、初めて主庭の噴水のライトアップも行う。ほかにも、特別公開ならではの楽しみを考えているので、ぜひこの機会にお越しいただきたい」と来館を呼び掛ける

 2月2日~2月12日の開館時間は10時~17時。(2月13日・14日は20時まで。)8日は休館日。参観方法は当日受付。夜間公開の参観は当日受付と事前予約。夜間公開の募集人数は各日1200人。予約は2月5日24時まで。申し込みはインターネットで受け付ける。料金は大人=1,000円、中高生=500円、小学生以下無料。身体障害者手帳など持参者は、観覧料金免除。2月14日まで。

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